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ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2012年7月29日(日) の日記
<<視察>>
24日から27日までグローバル石巻・共産党石巻市議団合同の行政視察を北海道千歳市、小樽市、倶知安町で行った。
奥尻町を視察する予定だったが、濃霧のため飛行機が欠航、フェリーも時刻予定が合わず急きょ残念ながら中止となった。
自然には勝てない。
倶知安町では、鈴木保昭議長をはじめ多くの議員の皆さん、福島世二町長の歓迎を受け、昼食を共に和やかに懇談した。

■2012年7月23日(月) の日記
<<新産業プラン>>
震災からの、復旧・復興は着実に進んでいるが、被災した企業を取り巻く経済情勢は、厳しさを増す。
本格的な復興に向けて、金融面や流通面、放射能問題等乗り越えていかなければならない解題は山積しているといえよう。
石巻市内の企業の実態はいかなる状態なのか、調査することが大切だ。その分析を生かした新産業プランの策定も同時並行的に推進すべきものと思料する。

■2012年7月22日(日) の日記
<<財政の歪>>
防災集団移転以外の自宅再建に対する支援をめぐり、自治体間での格差が懸念される。独自支援策を検討する動きは、被災者心理に大きな動揺を与えかねない。
国に対して要望をしていくことが大切だ。自治体間の独自策の過度な動きは財政の歪を加速させる。

■2012年7月21日(土) の日記
<<「口は言語の門戸」>>
故事に「口は言語の門戸」とがあるが、口は言葉が送り出される門口であり、その言葉には、人の徳をたたえる善い言葉もあれば、人をそしる悪口もある。言葉の用い方にはよくよく気を配らなければならぬということだが、議会活動をするとき留意すべきことだ。

■2012年7月20日(金) の日記
<<復興を目指す>>
下釜第一町内会・役員会。10日、亀山市長に役員で「復興まちづくりについて要望書」を提出したが、本年度内に都市計画決定と県の事業認可を散りつけ、平成25年度前半から土地の割りあてなどを決める換地設計を行う。同年後半以降の造成を計画、スピード感のある復興を目指すことを再度役員会で確認した。
また現在住んでいる世帯の諸問題に対して役員会で対応する。慰霊碑の建設、合同慰霊祭の開催を実施することを確認した。

■2012年7月19日(木) の日記
<<行政視察に向けて>>
24日に出発する会派行政視察、グローバル石巻、共産党石巻市議団の打ち合わせ、勉強会を開催。
北海道千歳市、小樽市、奥尻町の研修項目について協議。
防災、地震、津波対策を中心に視察する。途中、数々の義援金等石巻市に対して援助していただいている倶知安町議会を訪問懇談してくる計画だ。

■2012年7月18日(水) の日記
<<憲法第51条>>
今、石巻市議会では、議会での議員発言が話題になってる。
日本国憲法第51条 【議員の発言、表決の無責任】は、  両議院の議員は、議院で行つた演説、討論又は表決について、院外で責任を問はれないとある。
両議院の議員は、議員で行った演説や討論、評決については、原則として法的な責任を負わない。ただし、負わない責任は法的な責任であって、政治的、社会的責任は別だ。
しかし、重要なのは地方議会の議員には、このような免責特権がないことだ。

■2012年7月17日(火) の日記
<<釜会館の復旧>>
東日本大震災により各地区で被災した公共施設が閉館しているケースが多く見受けられる。
下釜第一町内会内にある、石巻市学習等供用施設釜会館は被災し閉館している。
震災前は、地域の学習・保育・休養及び集会活動などに、年間約1万5千人が利用する、地域コミュニテーの中心施設だった。また、震災時には、釜地区を大津波が襲った際に、釜会館の2回に避難し一命を取り留めた地域住民も多く、長期間にわたり避難所としても利用されていた。
現在、地域住民も徐々に戻りつつあり、復興に向けたコミュニテーの再構築のためにも早急な復旧が必要だ。

■2012年7月16日(月) の日記
<<早期完成>>
石巻市は、災害公営住宅の建設を進めているがなかなか建設用地が見つからない。その中でも、大街道西二丁目地区の地権者の協力により約0.2ha建設用地を購入できた。完成は平成26年6月頃というが、事業の短縮化はできないものか、当局は研究すべきだ。
震災により住宅を失った方々は一日も早い災害公営住宅の建設・完成を望んでいる。

■2012年7月15日(日) の日記
<<「真夏のくっちゃん雪だるまin石巻」>>
AM11時、北海道倶知安町・くっちゃん21雪だるまの会主催「真夏のくっちゃん雪だるまin石巻」が石巻市総合運動公園を会場にあいにくの雨の中開催された。
倶知安町議会鈴木保昭議長、倶知安観光協会本田哲会長を中心に、コロッケ、揚げいもの無料配布1500セット、じゃがいもの無料配布1000袋、羊蹄太鼓保存会の鼓流による演奏が会場内に響いた。亀山紘石巻市長をはじめ来賓が歓迎の挨拶を行った。
雨の中、季節外れの雪だるま、雪の滑り台で子供たちは歓声を上げていた。これまでにも義援金をいただいていたが今日もバザー開催による義援金を亀山市長がいただいた。

■2012年7月13日(金) の日記
<<まちなか再生>>
AM9時30分、石巻市議会・まちなか再生促進特別委員会開会。中心市街地の再生と新たなまちづくりに向けて、市内中心部における商店街の活性化と新たな産業・雇用の創出、駅周辺地域整備の検討状況について説明を受けた。
石巻駅周辺地域整備検討会議が組織され、石巻駅前の整備と中心市街地と連動したコンパクトなまちづくりに向けた石巻駅周辺地域の整備方針を検討しているが、質疑の中で、8月中旬に委員会に示すと明言した。

■2012年7月12日(木) の日記
<<証人尋問>>
PM1時、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)開会。証人尋問1名、参考人聴取1名。
これまでの東日本大震災復興促進特別委員会での質疑と同等の内容で終了。
百条委員会が建設会社の会計帳簿等について、資料請求していたが、それに対して回答書の内容で一部議員が憤慨の語気をむきだしにしていた。この件については行政訴訟を起こしたという報道がある。

■2012年7月11日(水) の日記
<<広域処理問題>>
午前、山梨県韮崎市議会・野口議長を先頭に、議員の皆さんが魚市場、水産加工団地、ガレキ処理について視察、同僚議員と視察に同行し懇談した。ガレキの量、魚市場等の被災状況に驚きをあらわにしていた。
午後、同僚議員と神奈川県秦野市議会・大野祐司議員他5人の皆さんとガレキ処理問題で懇談した。ガレキ処理の広域処理については、解決すべき諸問題が多い。国の財政的措置等により広域処理問題が解決点を導き出す事にもなる。様々な研究が必要だ。

■2012年7月10日(火) の日記
<<下釜第一町内会『要望書』提出>>
去る6月23日に青葉中学校体育館において下釜第一町内会・復興推進区域の『全体会議』を開催して慎重に検討した結果、当町内会では復興まちづくりを「土地区画整理事業」で実施することについて一定の合意をいただいた。
この一定の合意を受けて今日,AM9時30分に亀山市長に面会して、「土地区画整理事業」の実施に向けて『要望書』を提出した。
その内容は、当町内会の復興まちづくりを早期に実現するために、4項目について要望した。1.当町内会の土地所有者の減歩負担ができるだけ少なくなるよう、特別な配慮をお願いする。2.当町内会の中浦1丁目を除く被災市街地復興推進地域において「土地区画整理事業」を実施するため、早急に調査・測量と事業計画作成のための予算措置をお願いする。3.当地区内に約10,000平方メートルの「災害公営住宅」建設用地を確保したいので、速やかに災害公営住宅の建設に着手することができるようお願いする。4.災害公営住宅は8階建程度の建物としてできるだけ多くの戸数を確保するとともに、棟ごと及び各階ごとに、被災前のコミュニティが再現できるよう配慮してください。以上。
当町内会としては1日も早く復興に向けた工事に着工することができるよう、役員一同全力で頑張って行く。当町内会の会員の協力が、迅速復興の源泉だ。

■2012年7月9日(月) の日記
<<確認請求事件>>
先に百条委員会が民間会社に提出を求めていた諸帳簿や税務申告書等について、当該会社から、記録提出義務のないことの確認請求事件として訴訟が提起された。
石巻市を被告としているが、記録提出請求は石巻市議会が議決し原告に告知したことから実質被告は市議会となるだろう。議会の行為が、行政事件訴訟法に基づいて、提出請求が違法であるという訴えに対して、議会として真摯に対応しなければならない。過去に、石巻市議会として今回のような訴えられる『事件』は経験していない。
午後、母校の中央大学大学院公共政策研究科・幸田雅治教授と東日本大震災からの復旧・復興について懇談する機会があった。幸田教授は危機管理の専門家でもあり、新しい知見に触れることがで今後の活動に大いに参考になった。

■2012年7月8日(日) の日記
<<電子図書館>>
電子書籍が話題となっているが、5月に行政視察した山口県萩市図書館では、千代田区立千代田図書館、境市立図書館に次いで国内で3番目に公立図書館で電子図書館サービスを提供していた。
例えば入院中の市民であっても、図書館に行かなくてもインターネット上の図書館を利用できる。
市民がだれでも気軽に利用できる図書館は理想だ。

■2012年7月7日(土) の日記
<<入団式>>
午後、スポ少・釜小ヤンキースの平成24年度新入団式が開かれた。新入団員4人が紹介され、団員数が13人となった。厳しい練習環境ではあるが、野球好きの子供たちを監督・コーチ陣が野球を通じて健全育成を図る。

今日の会場は青葉会館での開催となったが、これまで釜会館での行事開催だった。大震災で被災し復旧工事がまだ行われていないためだ。地域コミュニティ施設の早期復旧が求められる。
釜会館は、航空機騒音対策のために建設された学習等教養施設で、震災で被災したが、復旧工事に対して、国庫補助制度がないことから大規模修繕できない状態にある。早急な改善が必要だ。

■2012年7月6日(金) の日記
<<震災対応>>
石巻地方広域水道企業団議会・臨時会が開かれた。蛇田浄水場の移転復旧する費用を盛り込んだ補正予算を可決した。今後、須江山浄水場地内に移転復旧する計画が加速する。
蛇田浄水場は、昨年の震災で地盤が液状化現象を起こし、沈澱池や上屋が甚大な被害を受けていた。企業団の迅速な対応により、国の災害査定が認められ3年計画で復旧移転を実行する。総事業費は約103億円となる。

■2012年7月5日(木) の日記
<<市職員5人の証人尋問>>
AM9時30分、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条員会)が開かれ、10時から、市職員5人の証人尋問が行われた。
災害廃棄物の処理を再委託していた問題では、廃棄物処理は廃掃法で、下請け発注、再委託は禁止されていつが、昨年7月8日以降は、東日本大震災の災害廃棄物に関しては再委託が可能となった、しかし、当局は、業者に「周知しなかった」、また「下請けを励行する内容ではなかったので説明しなかった」と証言した。また、特別委員会で問題となった業者を調査した結果、下請け問題を把握した。他の業者の下請けの実態を無作為に調査し、その結果を百条委員会に提出することになった。
一部議員から、問題となっている会社の「作業日報がない」、「優遇したのか」という指摘に対して、市が示したひな型の様式ではないが提出されていた。今回無作為に調査した30社の中にも同様のケースが見られたので、再度、他の業者の実態を調査しその結果を百条委員会に提出することになった。

■2012年7月4日(水) の日記
<<異例の展開>>
夜、平成24年度宮城県石巻商業高等学校 同窓会役員会兼事務局会議が石商会議室で行われた。平成23年度行事報告、会計報告、24年度行事計画、会計予算案が承認され24・25年度役員改選が了承された。昨年は、震災により大がかりな同窓会は中止されたが、平成24年度は10月27日PM6時から石巻グランドホテルで開催することを決定。今後同窓会開催に向けて担当幹事会等を行うことが決められた(担当幹事学年は48会、49会、63会、平元会、平10会、平11会、平20会、平21会)。
明日、午前10時から百条委員会が開かれ、市職員5人の証人尋問が行われる。午前2人、午後3人、1人当たり1時間を予定している。これまで東日本大震災復興促進特別委員会での質疑が百条委員会での証人尋問にバケタ格好になる。
東日本大震災復興促進特別委員会での2名の議員発言が名誉棄損行為として訴えられる異例の展開での百条委員会となっている。

■2012年7月3日(火) の日記
<<第7回百条委員会>>
PM1時30分、第7回 災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)開会。
5日に行われる、市職員(5名)の証人尋問の共通尋問事項について協議した。災害廃棄物処理業務委託等に関する事項が中心だ。当日午前10時からの証人尋問は、午前2名、午後3名、1人、1時間を予定している。
一部議員から、証人尋問する対象者を拡大するきらいがある。付託された調査事項の逸脱は許されない。正副委員長の議事整理が必要だ。

■2012年7月2日(月) の日記
<<優勝>>
『石巻たんぼ物語』聞き語りプロジェクトに出席。首都圏の皆さんが、「たんぼ」の農作業を経験したり、石巻で東日本大震災を経験した人に貴重な体験を聞き、災害を生き延びるための知恵を学ぼうという企画だ。グローバル石巻の議員とNPOの関係者が参加した。
夜、「石巻日日新聞社創刊100周年記念第54回石日旗争奪少年野球大会」の決勝戦が河南中央公園野球場で行われ、我が、釜小ヤンキースが6対1で強豪中津山ツイスターズを破り2回目の優勝を果たした。昨年の震災後、部員は11人うち6年生は2人しかいないがチームワークでの大勝利となった。

■2012年7月1日(日) の日記
<<乖離>>
自治会活動の拠点である集会所は、東日本大震災で全体の約4割が被災し、地域コミュニティの再生を妨げる一因になっている。市は「石巻市集会所建設費補助金交付要綱」を見直し、補助金額及び補助率の拡大を図っている。しかし、釜会館は、防衛補助により建設した経緯があり、東日本大震災の被災による補修費用の補助はない。現行制度と大震災の想定外の被災にによる釜会館の補修は、1年3か月過ぎても放置されたままだ。現行制度と被災地の実態との乖離は大きい。




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