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ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2011年7月31日(日) の日記
<<「第88回石巻川開き祭り」>>
肌寒い一日、東日本大震災の犠牲者を追悼する「第88回石巻川開き祭り」が今日と明日の2日間、市中心部で開かれる。
初日の今日は「鎮魂と供養」をテーマに、東日本大震災の犠牲者を供養し、1万個の灯篭を旧北上川に流す。
今回の開催には、丹野議員を中心とする市議が、開催に難色を示し市議会で付帯意見を提出する場面もあった。
例年と違い国内外から支援が相次いでいるという。「東京ディズニーランド・スペシャルパレード」が浦安商工会議所の支援で実現されるなど子供たちにとっては、家族旅行もままならない今日、楽しい笑顔が街中わき立ってほしい。

■2011年7月29日(金) の日記
<<下手なキャッチボール>>
東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島3県を除く44都道府県で7月24日正午、テレビ番組のアナログ放送が終了した。世の中、地デジ化されているが、北上地区の仮設住宅では,BS放送しか聴取できず、アナログも、地デジも見られない状態が続いているというのに驚いた。
西條議員が、5月に仮設住宅の施工管理をしている宮城県に改善を要求しているがいまだ改善されていない。
宮城県と石巻市の責任のキャッチボールをしているようだが、施工管理の宮城県が早急に対応すべきだ。下手なキャッチボールを見ている住民は、「地デジで本物のプロ野球オールスター戦を見たかったという。」

■2011年7月28日(木) の日記
<<適正>>
災害復旧に向けて土木工事が集中的に発注される。その数はかなり多いものとなるが、発注に関しては、適正な入札方法により執行されることが求められる。
震災時のどさくさまぎれによる専決処分で、結果として透明性を欠く事案が数件噂されている。



■2011年7月27日(水) の日記
<<再構築>>
被災者生活再建支援制度において、全壊扱いと大規模半壊扱い運用の混乱がある。集合住宅の取り扱いや、いったん全壊扱いをしばらく時間を経過してからの大規模半壊への訂正といったケースが市民から多く指摘されている。
その混乱は、市民が原因ではなく当局の担当者によるものだ。
また、ほかの自治体の応援職員による仮設住宅の事務連絡等あまりにも事務的な行為には市民も憤慨している。市役所組織の再構築が求められる。

■2011年7月20日(水) の日記
<<市民の命、地域医療を守る責務>>
PM1時、市議会東日本大震災対策特別委員会。震災再復興基本計画について、医療・福祉施設等の再生・復興の在り方を議論した。特に、市立病院の再建の時期の問題で、小生は、自治体病院をさらに発展させ、地域住民のさらなる健康福祉の向上に向けて自治体病院は歩みを止めてはいけない。市民の命、地域医療を守る責務があり、早急に再建に踏み出すべきでだと指摘し、災害復旧の国庫補助を得るには、南浜町の現在地での復旧が条件となり、現在地での復旧費は29億8,000万円が見込まれ、市の持ち出しはゼロに近い。国の第3次補正予算獲得に向けて、今、決断の時期ではないかと迫った。亀山市長は、「市民の命を守る観点から市立病院の再建は緊急を要する課題であり、日赤病院が仮設病棟の整備を計画しているが、私としては市立病院を再建したい。現在地での復旧も視野に決断する時期だと考えている。できるだけ早い時期に計画を示したい。」と述べた。
現在地の施設について当局は、3月末に実施された建物の被害調査で、柱、地盤はしっかりしているので使用できるという判断だった。設計業者にも確認したが使用は可だったと説明した。
「地域医療を守る、最後の砦は自治体病院だ。」石巻市立病院の早期再建に向けた、現在地での決断の時期はきた。

■2011年7月18日(月) の日記
<<早急な対応>>
市内どこに行っても「ハエ」の多さにびっくりする。異常なハエの大群の除去対策が必要だ。
ガレキ処理や汚泥の処理が進まない所にその原因があるのか。雨水ポンプ場を機能させるためにも、用水路の汚泥処理を急ぐべきだ。

■2011年7月11日(月) の日記
<<社会的貢献>>
東日本大震災により、釜大街道地区の住民は甚大な被害を受けたが、各事業所も同様だ。
しかし、大街道に店舗を構える株式会社東北マツダの森脇社長、滝口取締役、高橋石巻店長、従業員の皆さんが亀山市長を訪れて、非常用発電機一式を四台寄贈した。地域に根差す社会的貢献として、大街道小学校、釜小、青葉中学校にそれぞれ寄贈される。

■2011年7月10日(日) の日記
<<閉塞感漂う地域社会>>
東日本大震災から4ヵ月になろうとしているが、被災して亡くなられた方々の葬儀が連日執り行われている。地域社会として異常な状況だ。平和な日常生活にいつ戻れるのか。
9時過ぎ、三陸沖を震源とする強い地震が発生、津波注意報が発令された。どことなく緊張感が漂う。
地域全体が大震災によって、津波に対しては現在無防備状態だ。一日の早く、高盛土方式による道路、堤防の建設が求められる。

■2011年7月9日(土) の日記
<<喪失感>>
久々に、三ツ股、中浦周辺に出向いた。瓦礫は整理されてきた、家屋等の解体・撤去作業が所々で見受けられる。
大津波で街の姿が一変、人影がなく喪失感が胸をえぐる。
新しい街づくりには相当な時間と費用が掛かる。
仮設住宅の抽選にも当たらず。閉塞感と不安な日々を暮らす被災者はかなり多い。

■2011年7月4日(月) の日記
<<復興と少子化対策>>
山口県下松市議会議員のもりしげ哲也議員、内富守議員、金藤哲夫議員、浅本正孝議員等とと懇談する機会があった。
東日本大震災を経験しての街づくり。安全、防災対策等について議論をする機会は貴重だ。
東日本大震災の大津波によって、石巻みづほ第二幼稚園と長浜幼稚園等は施設が全壊し、再開に向けて努力するも園児の減少と資金繰り等が厳しい現実がある。
学校法人亀山学園後藤理事長、石巻みづほ第二幼稚園津田園長、万石浦幼稚園茂木園長、各PTA会長、住民代表の皆さんとともに、現在進められている復興計画策定で、地域の防災機能を有した施設が必要不可欠と考えられるが、民間の幼稚園や保育所施設、保健施設を包括した機能を有した「公設民営」の「(仮称)コミュニティ・セキュリティ・センター」設置を、亀山市長に要望した。

■2011年7月3日(日) の日記
<<「幼稚性」>>
「俺は九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか分からないのだよ」と発言したのは、九州の旅行者の発言ではない。復興大臣の発言だ。大臣に就任して間もない被災地に配慮のない発言であり、テレビで流れる高圧的な発言、ただ威張りたいから大臣になったのか。
この政権の「幼稚性」がまた現実を国民に突き付けた。このレベルでは復興はできない。

■2011年7月2日(土) の日記
<<無念の魂>>
午前中、後藤家葬儀委員長。午後、三浦家葬儀に参列、弔辞を述べた。
どちらも東日本大震災による被災者だ。それぞれ3人、6人の尊い命が大津波によって無残にも奪われた。
安全なまちづくりが最大の市政の課題だ。堤防による景観が損なわれるという悠長な議論では、犠牲者3,000人、行方不明者約2,000人の無念の魂に応えることは出来ない。

■2011年7月1日(金) の日記
<<再生の岐路>>
「東日本大震災釜地区復興の会」全体会議がJA石巻農業情報センターを会場に開催された。
農地のがれき等の撤去、石巻市街地まちづくり構想案について、被災農家経営再開支援事業について、県、市の担当者から説明を受け質疑を行う。
農家の皆さんの「農地」への愛着心というものが質疑の中から伝わってきる。
すべてはスピード感のある復興計画が必要だ。大きなハードルは「財源問題」である。日本国の再生の岐路がここにある。




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