<<根室市視察>> AM9時30分、根室市役所へ。 根室市議会菊池幹夫事務局長から歓迎の挨拶を受け、根室市制概況について説明を受けた。当市は、北海道の最東端で東西に細長く太平洋に突き出た根室半島の真中に位置し国内有数の水産都市として発展してきた。また野鳥の宝庫で知られるラムサール登録湿地「風蓮湖」など道東観光の中心地となっている。しかし、昭和42年には人口49,000人を超えたが200海里規制の施行や平成4年からの公海でのサケ・マス沖獲り禁止など昭和40年代に49,000人あった人口は、平成21年4月1日現在30,209人になり、本年6月で3万人を割り込んでいるという。 早速、視察項目である「味覚観光都市ねむろ」について、根室市水産経済部商工観光課齋藤博士課長からその振興策について現状と課題について説明を受けた。 平成21年度観光客入込数が405,100人であったが、うち7月〜10月に287,800人と全体の71.04%である。団体観光客の減少や日帰り客が83%の割合を占めている現状が説明された。 根室市観光街づくり基本方針について、地域資源を生かした観光地づくり、具体的な推進施策としての味覚観光都市のさらなる推進、産業間連携の具体的施策について説明を受けた。 その具体的事例として、落石(おちいし)地区との産業間連携である、落石ネイチャークルーズについて現地説明を受けた。落石漁業協同組合では、浄土昭雄参事から落石ネイチャークルーズ、漁協女性部の「海鮮工房霧娘」の活動について質疑応答を行った。その活動では、漁業の低迷から地域の将来に不安を感じ、新しい取り組みを通じて地域の活性化を見ることができた。
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