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ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2012年6月28日(木) の日記
<<宣誓拒絶>>
AM9時30分、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)が開かれた。10時から、証人尋問を行ったが、建設会社社長は、冒頭宣誓を「これまでの市議会で犯罪行為があったかのような発言があり、告訴、告発を強硬に求める主張がある」として拒否した。その理由を「宣誓拒絶権があることの疎明」として書面を提出した。その内容は、平成24年4月17日の石巻市議会東日本大震災復興促進特別委員会での、黒須光男議員、遠藤宏昭議員、千田直人議員、阿部純孝議員、阿部和芳議員等が、本件尋問事項に関連し犯罪行為があったかのごとき主張がなされている。また、黒須光男議員は、証人が経営する藤久建設鰍ノよる犯罪行為があったかのごとく「宮城見聞録」と称する文書に記載しこれを頒布して証人らの名誉を棄損しており、証人らは現在黒須光男議員に対して名誉棄損にもとづく損害賠償を求める民事訴訟を提起している。黒須光男議員がこの証人尋問手続において証人に対し尋問しようとしている。尋問は証人にとって「著しい利害関係のある事項」に関するものという理由で拒絶した。
証人は尋問には応じるとの姿勢を示したが、松川委員長が暫時休憩を宣言、正副委員長協議がなされ委員会再開後「証言の真実性を担保出来ない」として打ち切りを宣言した。
午後石巻災害復興支援協議会の代表と理事に対して証人尋問を行った。証人は、建設会社の瓦礫処理業務、費用請求には関与していないことを強調した。
証人尋問における宣誓拒絶に始まり、尋問が見送られるという事態はかつてない。また、議会での議員発言で名誉棄損で訴えられるという事態もない。

■2012年6月27日(水) の日記
<<証人尋問>>
明日、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)が開かれ、証人尋問(3名)が行われる。午前1名、午後2名の予定だ。
各証人が、どのような証言をするのか注目される。
百条調査によって強制力を発動することは、証人の基本的人権及び名誉の尊重を十分に配慮する必要が大切だ。

■2012年6月26日(火) の日記
<<用地交渉>>
防災集団移転促進事業で、蛇田西道下地区の農家の皆さんが、住宅用地に提供したいと亀山市長に申し入れた。一方、蛇田地区の(三陸道南側は)用地交渉が難航している。渡波、蛇田両地区の用地交渉が難航して用地取得の見通しが立たない状況を打破するためには、新たな地区への展開を考慮する時期に来ている。迅速復興の実現に向けて、決断すべき時期が来ている。

■2012年6月25日(月) の日記
<<住宅支援>>
石巻市の防災集団移転事業区域外の世帯は14,000から15,000世帯であり、他市・町が実施しようとしている住宅支援策を仮に実施た場合、1世帯100万円で150億円、200万円で300億円の財政的負担が必要だ。被災規模が違う石巻市では、不可能に近い予算規模となるので、国に対して予算要望を行う事が重要だ。

■2012年6月24日(日) の日記
<<音色>>
午後、欧州のオーケストラで活躍しているオーボエ奏者渡辺克也さんのコンサートが、東松島市コミュニティセンターで開かれた。第1部では、公開レッスンが行われ、中学生と高校生5人が指導を受けた。第2部では、「オーボエの魅力をあなたとともに」と題して5曲が演奏された。ピアノは、蓼沼明美さん、現在東京学芸大学、国立音楽大学で講師を務めている。オーボエの魅力をたっぷり楽しむことができた。

■2012年6月23日(土) の日記
<<合意形成>>
PM6時、下釜第一町内会・「まちづくり全体会議」を市震災復興部基盤整備課と共催で青葉中学校体育館を会場に開催し約350人の参加があった。当町内会では、震災復興まちづくりをどのような方法で実施するかについて検討をするため、4月1日、4月28日の2回、役員を中心に口コミで連絡のとれた方100名ほどが「青葉会館」に集まって世話人会を開いてきた。
その中で、「土地区画整理事業」を実施しようという意見が多かったので、コンサルタントが設計図(素案)を作成して、協議し、町内会の多くの方に連絡して『全体会議』を開き、震災復興の方法を『土地区画整理事業』の手法で行うことについて合意を得るため、「震災復興まちづくりニュース」「梨の花」臨時号を作成し、これまでの世話人会の活動報告を郵送し今回の『全体会議』の開催に至った。会議では、高盛土道路、都市計画道路の建設についや、現在リホウームして入居している人、これからりホームをしようとしている人、住宅ローンの二重ローン問題等の質問があった。
「戻って再建すると考えているが、いつまでも会議しているだけでは再建が進まない、そろそろ結論を出してほしい」という意見があり、町内会として土地区画整理事業の手法で震災復興をすることに「合意いただけますか」との問いに拍手を以て一定の合意を得た。当町内では、247人の方が大津波の犠牲となられたが、無念で亡くなられた御霊に「下釜第一町内会の迅速な復興」を見ていただきたい。

■2012年6月22日(金) の日記
<<合格点は1社だけ>>
AM10時、本会議・一般質問。今話題となっている、ガレキ処理業務委託において、写真の付け回し等作業日報が作成され不正受給しているのではないかという問題で、「災害廃棄物処理業務実績報告による作業日報の確認作業」が担当課で行われた。その結果、H23年4から6月までの3ヵ月間を無作為抽出による30社(委託業者125社)を調査結果、日報に関しては、必要事項が未記入のもの(施工場所、職種、氏名、使用車両の種別と台数、使用機械の種別と台数などが未記入のものが多かった。)写真に関しては、作業日ごとの写真掲載がない、作業員の人数を確認できる写真がない。作業場所の記載がない。完了後の写真がないため、施工結果の状況確認ができない。などの問題点があった。30社中合格点は1社のみであった。これは東日本大震災による未曾有の発災後の混乱期において進められたがれき処理であって、日報や写真掲載についてチェツク体制が取れる状態でなかったことが最大の原因である。今後は、非常時の発注、委託等のマニュアル等を整備すべきだ。

■2012年6月21日(木) の日記
<<明日登壇>>
明日、午前10時からの本会議・一般質問に登壇。質問の要旨は『迅速な復興へ向けての行財政運営についた』、1.災害公営住宅の建設計画の現状と課題について伺う。2.被災市街地復興推進地域の震災復興事業の手法と仕組みについて伺う。3.被災市街地復興推進地域の自治会等に対する震災復興まちづくり支援策について見解を伺う。4.災害廃棄物処理業務における、震災時からの処理業務の推移と現状と課題について伺う。以上4点を質問する。

■2012年6月20日(水) の日記
<<復興の連立方程式>>
台風の影響で、今日予定されていた本会議・一般質問は休会となり、明日から再開となる。
東日本大震災により被災した地域は、台風という自然災害にさらに痛めつけられた状態だ。自然に打ち勝つということの困難さを思い知らされる。
被災した住宅再建を迅速に復興しなければならない。その中でも、住宅ローンの二重ローン問題は深刻だ。復興の大きな障害となり速度を減速させる。迅速な復興を成し遂げる複雑な連立方程式を解く方法論を見出さなければならない。

■2012年6月19日(火) の日記
<<住宅再建>>
AM10時、本会議・一般質問。質疑の中で、住宅再建の独自策について議論があった。全壊22,000戸のうち約15,000戸は住んでいい地域だが、支援措置がない現状だ。独自策には財源確保が必要だが現状は難しい。当局から政府要望を強力に推し進めている旨答弁があった。
台風4号の接近に備え、明日の本会議は急きょ休会となった。21日本会議・一般質問が再開される。小生の一般質問も日程が一日ずれて、22日最終日午前10時からとなった。
本会議終了後、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)が開会され、28日の証人尋問における共通質問事項、進め方について協議した。

■2012年6月18日(月) の日記
<<「独自支援策」>>
AM10時、本会議・一般質問。防災集団移転事業以外の被災した世帯に対して、石巻市独自の支援策を行う場合、14,000から15,000世帯に対して、仮に100万円を補助した場合、その予算は150億円かかるとの説明があった。国に対して、「石巻に合った独自支援策をしたいので予算配分をしてほしい」と、市長を先頭に要望している旨答弁があった。
他の市町村と違い、甚大な被害を受けた石巻市としては「独自支援策」の実行には莫大な予算がかかる。地域間の不公平感をなくし、国が公平性を担保すべきものと思料する。

■2012年6月17日(日) の日記
<<絆>>
東日本大震災で被災した多くの町内会は、活動がなかなか再開できないでいるのが現状だ。しかし、三軒屋東町内会では野外での懇親会が開催され、多くの参加者の笑顔が大変印象的だった。大津波で、町内会の備品類は流されたが、町内会の旗は無事で会場敷地内に掲げられていた。ボランティアの人達も参加し新たな絆を見ることができた。

■2012年6月15日(金) の日記
<<百条委員会>>
PM1時、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)が開会。6月28日、3人の証人尋問を午前1名、午後2名行うことを決めた。代表質問事項は、19日一般質問終了後、百条委員会を開いて協議することを決め散会した。

■2012年6月14日(木) の日記
<<疑問>>
午後、産業建設委員会開会。条例案・予算案等審議。質疑の中で、付託案件からかなり外れた質問が目立った。委員長の議事整理のスタンスが疑われる。注意すべきものと思料する。
明日の午後、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)が開かれる。証人喚問について協議される。感情的な思惑が先行し、果たして客観的な調査・検証が実行できるのか疑問だ。

■2012年6月13日(水) の日記
<<荒れる委員会>>
今日から各常任委員会の条例案、予算案等の審査が始まった。午前には総務企画委員会が開会し、情報公開に関する質疑で混乱、休憩中に、議員同士で場外バトルがあった。
午後開会された、環境教育委員会の審査では、学校防災検証事業に係る業務委託料2,000万円の予算計上に関して、一部委員から予算の執行にあたり付帯決議が提出され、賛成多数で可決された。

■2012年6月12日(火) の日記
<<本会議。条例案、予算案等審議。>>
AM10時、石巻市議会・本会議。条例案、予算案等審議。予算案審議中、復興に向けた街づくりの推進と観光イベント等への支援に要する経費を措置した「観光物産復興対策費」71,800千円に関して、2人の若手議員が、復興が進まない状態での観光予算を措置することに疑念を表明、無駄ではないかというものだ。しかし、復興施策は、生活再建、そして観光産業という地場産業の復興を同時並行的に実施していくことが大変重要だと考える。
今日、一般質問通告締切で、「迅速な復興へ向けての行財政運営について」と題して、質問通告を提出した。

■2012年6月11日(月) の日記
<<特別委員会の設置>>
AM10時、石巻市議会・本会議。特別委員会の設置について、総合防災対策、まちなか再生促進、東日本大震災復興促進の3特別委員会が設置された。小生は、まちなか再生促進特別委員会に所属。
PM3時、第3回災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)開会。参考人、証人等の人選を決定したが、議事録の精査、記録の精査等を割愛した状態で委員会が進行された。次回委員会は15日と決定。

■2012年6月10日(日) の日記
<<1年3か月>>
東日本大震災から、もう1年3か月になろうとしていますが、仮設住宅等での生活は、なかなか希望がわかない状態だ。迅速な復興、生活再建がいまだはっきりと見えないもどかしさ。色々な計画はあるにしても被災者は希望がわかない。
しかし、未来は、もっといいはずだと信じて進んでいくしかない。大震災により、多くの教訓を今後活かせるのかが我々に課せられている。

■2012年6月9日(土) の日記
<<百条調査権>>
11日に第二回目の百条委員会が開会される。百条調査権は、強制力を持つ議会の最大権限であるが、根本的な意味は、議会の持つ議決権はもとより執行機関に対する監視権等を十分ならしめるために認められた補助的機能であるといわれる。したがって、調査結果が、議会側または執行権側の行財政運営に役立つものとして活用されなければ、何の意味もなさない。百条調査権だからといって決して他人の罪を暴くために利用するものではない。調査権の中に捜査権は含まれたはいない、しかし、それが含まれているかのような誤った認識を持つ人が少なくない。

■2012年6月8日(金) の日記
<<水産庁橋本部長来石。>>
AM9時30分、水産庁漁港漁場整備・橋本收部長、水産庁漁港漁場整備部計画課・内田智課長補佐、同課事業班地域整備係正岡克洋さんの3名が北上町十三浜相川漁港、大室漁港等を現地視察していただいた。グローバル石巻の西條正昭、阿部人洲、後藤兼位が視察に同行、JFみやぎ北上町十三浜支所運営委員会佐藤清吾委員長をはじめとする漁業者の皆さんから現地で意見交換を行った。

東日本大震災により被災した市管理の34港の漁港施設の復旧進捗度を高めなければならない。

■2012年6月7日(木) の日記
<<第2回定例会開会。>>
PM1時、第2回定例会開会。議長、副議長選挙が行われ、阿部和芳議長、阿部欣一郎副議長が誕生した。その背景には、百条委員会設置ありきに積極的な20人が中心となり今回の議会人事となった。少数会派の乱立で、その人間模様が随所に出て、その後遺症は癒されるものではないだろう。
水道企業団議員の補欠選挙で珍事、当選人に指名された青山久栄議員が議場にいない、本人の承諾が取れないという。議長もその居場所が把握されていない。事務局が電話で確認したということで事は収まったが?青山議員の所属する会派の同僚議員があわてて捜索活動する場面もあった。

■2012年6月6日(水) の日記
<<「議会傍聴規則の一部改正」>>
明日から6月定例会が開会される。正副議長選挙が行われ新しい議会人事が決まる。水面下での駆け引きが活発だ。
先日の議運で、「議会傍聴規則の一部改正」案の説明があり、7日の本会議に議員提案される。ここ最近傍聴者のマナーが悪く、退場者が続出している。
改正案では、傍聴希望者は所定の場所で住所、氏名を受付票に記入し、傍聴証を受け取り身に着ける。本会議だけでなく各委員会にも適用することを明記、退場を命じられた場ワイ場合その日の再入場はできなくなる。さらに、電話番号も記載してもらう必要があるのではないか。

■2012年6月5日(火) の日記
<<(百条委員会)が開会>>
午後、第1回目の震災廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)が開会された。今後の委員会運営について協議。問題解決のための書類等を関係者に提出依頼することを決めた。
次回委員会は11日午後3時に行うことを決め散会。
委員の中には、石巻災害復興支援協議会の元代表をすぐ証人として呼べという者もいた。
今後、同委員会が科学的に検証できるか懸念される。

■2012年6月4日(月) の日記
<<第2回定例会提出議案>>
AM10時、石巻市議会・第2回定例会議会運営委員会。付議事項は、市長提出議案、条例5件、補正予算7件、その他1件、計13件。
一般会計補正予算は、279億30,599千円で、今回は、第2回目の配分可能額通知のあった「東日本大震災復興交付金」や県交付金等により、新たに事業化する復興事業の所要額を措置したものだ。
特に、学校防災検証事業費として2千万円が措置されている。これは、震災時における学校防災状況を客観的に整理検証するために要する経費で、その目的は、もっとも犠牲者が多かった大川小学校における震災当日の避難行動を検証するもので、第三者機関に委託し、事務局を設置し、調査委員会やワーキングにより調査を進めるものだ。
全体的な予算措置として、復興に向けて、前進するものといえる。
明日、災害廃棄物処理業務委託等に関する調査特別委員会(百条委員会)の第1回目が開会される。小生も委員となった。

■2012年6月2日(土) の日記
<<庁内震災復興>>
下釜第一町内会・小規模懇談会を開催。東日本大震災から、1年2か月が経過し町内では自宅に戻り修繕を行っている方もいる。しかし、大多数の人は仮設住宅等での生活だ。
震災復興まちづくりについて、意見交換を行った。
6月23日青葉中体育館を会場に下釜第一町内会『まちづくり全体会議』を開催し、一日も早い震災復興を達成する。




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