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ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2008年6月30日(月) の日記
<<値上げ!!>>
何かあったのか?原油高騰の影響か、スタンドには駆け込み給油の車があふれていた。明日から、値上がりする事の消費者の対抗策。しかし、今後も上昇が続きそうだ。!!
6月定例会も閉会して、議会事務局は静かな様子。新正副議長は県内を挨拶回り、一会派は行政視察に出かけ、ひと時の静けさが漂う。今後、まちづくり活性化検討特別委員会や総務企画委員会等の活動が注目される。!!

■2008年6月29日(日) の日記
<<「監視力」!!>>
特別多数決が適用される、市役所の位置を変更する条例改正案は、可決まで約一ヶ月係った。用地取得費をめぐる専決処分の議会への諮り方、1階の商業スペース管理運営業者選定での市職員だけの不透明な選定過程、庁舎改修事業費の算出根拠や利活用計画、市財政に与える影響等について本会議、委員会の場において当局からの説明不足が目立ったからだ。
その説明責任を明確にする議会の「監視力」発揮が大切である。チェク機関としての重要性を発揮して、本会議や委員会で政策を延べ、市長に実行させることだ。!!

■2008年6月28日(土) の日記
<<経済波及効果!!>>
同僚議員から、新市役所となる旧さくら野石巻店1階に開店する、商業施設「エスタ」の案内状が届いているのかと問われたが、正副議長と、産経教育委員会のメンバーだけにきているようだ。約二カ月以来のにぎわいが駅前周辺に取り戻された。
今後、中心市街地の顔として貢献してもらいたいものだ。
昨日のまちづくり活性化検討特別委員会と商工会議所との懇親会の話題で、市役所移転整備事業について、石巻市の経済関係6団体が「地元業者への発注を要望」、「経済波及効果は計り知れないものがある」ことを改めて感じた。
23日の議会においては、位置条例の可決に基づき、事業費圧縮と、工事発注の地元企業優先を求める附帯決議を後藤兼位が提案者となり、賛成者は、石森市雄、森山行輝、高橋健治、渡辺拓朗、三浦一敏議員がなり全会派が同調可決されたが、反対者は、阿部純孝(みらい石巻)、高橋左文(無会派)議員の2名、退場者は黒須光男議員(無会派)だけだった。
最近でも倒産した建設会社があるなど、建設業界を取り巻く地域経済の疲弊は大変厳しいものがある。!!経済界の要望が実現する事を望む!!



■2008年6月27日(金) の日記
<<まちづくり!!>>
AM10時,石巻地方広域水道企業団議会,議会運営委員会開会。石巻市議会構成議員の改選により、新メンバーとなり委員長に互選の結果,後藤兼位が再選された。
PM1時30分、石巻地方広域水道企業団議会臨時会開会。新議長に,阿部仁州議員が選任された。また議会選出の監査委員には西條正昭議員が選任され、企業団職員の自己啓発休業に関する条例など提出された3議案を原案通り可決した。
PM4時,市議会が新たに設置した「まちづくり活性化検討特別委員会」初会合が、中心市街地活性化協議会・浅野亨会長、市当局出席のもと開催された。まちづくり活性化検討特別委員会の構成は9名だが,阿部純孝議員が欠席。中心市街地活性化協議会は浅野亨会長を始め14名が出席、当局は三浦副市長,企画,産業部長始め12名が出席。意見交換の中で,今後のスケジュールで十月末までの申請書作成完了を目指すとあるが、中心市街地活性化基本計画策定のスピードアップを求める意見が相次いだ。
活性化事業の中心と位置付けていた「オラレ石巻」の急きょ断念に至る経過について質疑があり,今野部長は,「財団に対する事前説明はしなかった」「急な決断だった。今後,しかるべき説明をしていく」と答弁した。浅野会長は「基本計画は市と活性化協議会がしっかりとキャッチボールをしながら策定しなければならない。今回のオラレのような一方的なやめ方をしてほしくない。なぜやめるのかを丁寧に説明して,代替案も示してほしい」と当局に対して苦言を呈する場面があった。今後も,三位一体の議論を行う事で意見集約。懇親会場へ。具体的意見交換の場となった。!!

■2008年6月26日(木) の日記
<<『天を指して魚を射る』!!>>
『天を指して魚を射る』という故事がある。魚を捕ろうとして,天に向って矢を射ること。いくら天に矢を射ても魚は捕らえられないところから,方法を間違えば目的を達せられないというたとえだが。「オラレ石巻」誘致断念に至る市当局の対応を見るとき強く感じる。!!

■2008年6月25日(水) の日記
<<「オラレ石巻」誘致断念!!>>
午後12時前,「市長の緊急記者会見」が午後2時30分から行われるというニュースが伝わってきた。その内容は,「オラレ関連決議の修正可決に関する」ものだという。「オラレ断念」か?様々な情報が飛び交う。
記者会見で、「オラレ石巻」誘致問題で、土井喜美夫市長は、誘致断念を明らかにした。市議会が六月定例会で議員提案した「中心市街地活性化に向けた骨格事業の推進」の決議で「オラレ」に関する項目が削除され修正動議が可決したことが、断念する最終判断の背景にあるようだ。
27日には,市議会まちづくり活性化検討特別委員会の初会合が、当局,商工会議所幹部が出席して行われる。市当局の本来の中心市街地活性化への取り組みの進捗状況が興味深い。
 

■2008年6月24日(火) の日記
<<やぶ蛇議案!!>>
午後,石巻地方広域水道企業団議会事務局と27日の臨時議会の打ち合わせを行う。
昨日の市議会本会議で森山行輝議員が提出者となり賛成者(石森,今村,松川議員)が提出した「中心市街地活性化に向けた骨格事業の推進」に関する決議案に対する質疑が活発に行われた。決議案では,市当局に対して『「オラレ」を中心市街地活性化基本計画に位置付け、早期の開設に向けて取り組むこと』を強く要請している。しかし,「オラレ」に対する市議会の判断は,昨年の9月定例議会で関連議案が否決されている。その事実があるのになぜ今回議員提案というかたちででてきたのか、「揺さぶりなのか」「政治的意図」は何か,その背景が透けて見える。!!
議論の末,庄司議員から「修正案の動議」出され,暫時休憩!!修正案(庄司議員が提出者,賛成者は大槻,阿部正昭,菅野,堀川,水沢議員。「オラレ」に関する項目を削除し,「ペアーレ石巻」に関する項目では一部削除した)に基づき議会運営委員会を開会。追加議案として日程に追加,本会議再開後、庄司議員の提案理由、その後質疑を行い採決の結果、議長を除き賛成18,反対15で可決された。!!この結果,当局の再提案の時期を含め「オラレ」関連議案は厳しい状況に陥った。!!

■2008年6月23日(月) の日記
<<6月市議会閉会!!>>
AM10時から、総務企画委員会開会。市幹部職員によるパワーハラスメントがあったとする問題で、事実解明をするため所管事務調査として取り上げる事を全会一致で決めた。また、公用外の印刷物を若手幹部職員が作成させていた問題も調査する事が決まった。!!
AM11時、議会運営委員会開会。森山議員が提出者となった議員提出議案「中心市街地活性化に向けた骨格事業の推進」に関する決議に関して、本日の議題として上程される事が決まった。
PM1時、本会議再開・一般質問。庄司議員が質問。入札契約制度の改善策や、市民相談センターの課題等について質疑を行う。当局の答弁で目立つのは、よく質問を聞いていない。質問の趣旨を理解していない等々的を得た解答が帰ってこない部長が目立つ。「最強の人事配置」というひな壇の幹部職員の「お粗末な答弁」がかなり目立つ6月議会となった。!!
各委員長報告の後、臨時議会から継続審査となり、13日の総務企画委員会で附帯意見付き可決になった「市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例」が議題になった。賛成討論は、3名で、グローバル石巻・会派を代表して阿部和芳議員が行った。反対討論は、無会派の黒須光男議員。起立採決の結果、賛成33名、反対1名(黒須光男議員)、この採決は、出席議員の3分の2(23人)の賛成が必要な特別多数決議であったが以上の結果可決した。

可決後、後藤兼位が提出者となり、「市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例」に対する附帯決議案を提出。提案理由を述べる為に登壇。 以下提案理由全文。
「ただいま上程されました議会案第3号 第78号議案 石巻市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例に対する附帯決議について、提案理由を申し上げます。
 第78号議案が可決なったことに伴い、旧さくら野百貨店石巻店店舗跡が石巻市の新庁舎になり、今後、庁舎改修に向けた作業がスタートすることとなります。
 しかしながら、議員諸氏ご承知のとおり、石巻市の財政は非常に厳しく危機的な状況にあり、また、石巻市の経済状況につきましても、依然厳しい状況にあります。
ついては、当局におかれましては、新庁舎改修事業を進めるに当たり、次の事項の実現について十分留意されるよう、本会議の決議を持って強く要請しようとするものであります。
 一つ、庁舎改修事業費について、その財源に交付税措置が有利となる合併特例債を活用するとしているが、地方交付税制度そのものの将来が不透明である状況を考慮したとき、厳しい財政状況かにある石巻市にとって、公債費の圧縮は喫緊の課題である事から、でき得る限りの事業費の圧縮に努めること。
 一つ、石巻市の経済状況は、原油価格高騰などによる個人消費や雇用の伸び悩み、地域間競争の激化等により依然厳しい状況にある。特に建設業界にあっては、公共工事等の減少により疲弊状態にあることから、改修工事発注にあたっては地元企業優先に進めるよう努めること。
以上、議員各位のご賛同を賜るようお願い申し上げ、提案理由と致します。」
採決の結果、議長を除く31人が賛成。反対は阿部純孝議員(みらい石巻)、高橋左文議員(無会派)2名、黒須光男議員が退場した。阿部純孝議員は、総務企画委員会では賛成したが本会議で反対に回った!!
珍現象?委員会提出議案「非核日本宣言」を求める意見書の採決では、退場者が続出(ニュー石巻6名、みらい石巻1名、公明会3名、無会派2名)、一旦退場した、みらい石巻の4名の議員が時間を間違えたのか自席に戻り丁度採決となり反対に回った。結果、多数決で可決となったが、同僚議員はこの現象を見て「ねずみの行列」だと評した!!反対の意思を可否で明確にすべきではなかったか。!!

■2008年6月22日(日) の日記
<<注目!!>>
明日で、市議会6月定例会も閉会となるが、注目されるのは、市役所の位置を定める条例改正案が本会議において出席議員の3分の2の賛成が必要になるが、付帯決意をもって可決される見通しだ。
また、中心市街地活性化と6月タイムリミットと噂される「オラレ石巻」場外船券売り場との関連について、議員間で色々な動きがあり、明日の本会議が注目される。!!

■2008年6月21日(土) の日記
<<地震発生から、1週間!!>>
岩手・宮城内陸地震発生から、今日でまる1週間となった。地震発生後、家族や親戚等々と連絡を取り合う方法を普段から考えていなくては。そのとき携帯電話は当てにならない。すぐかかりにくい状態になる。その解消こそ、技術立国日本だから出来るものと思う。!!

■2008年6月20日(金) の日記
<<『庁内のパワハラ疑惑』!!>>
PM1時、本会議・一般質問。3人が登壇。災害時、特別職の危機管理について質疑があった。岩手・宮城内陸地震発生時土井市長が上京、三浦副市長が仙台の自宅にいて、2人が石巻に不在だった事に関連して疑問が投げかけられた。!!
昨日の一般質問で取り上げられた『庁内のパワハラ疑惑』について、総務企画委員会で調査する事が11時から開かれた代表者会議で決定した。それぞれの名誉の為にも、科学的な解明が必要だ。!!その委員会は23日午前10時から開会される。!!

■2008年6月19日(木) の日記
<<パワーハラスメント?!>>
AM9時、議会運営委員会打ち合わせ。AM10時、議会運営委員会開会。追加議案、補正予算2件人事案件4件。議員提出議案1件、市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例に対する附帯決議。
PM1時から本会議・一般質問。3人が登壇。グローバル石巻・会派会長の大槻議員が登壇。職員の能力向上施策について。人事政策を多角的に議論したが、当局の答弁は「的を得たものではない」。!!
菅野議員の「パワーハラスメントの防止について」の質疑では、当局側の答弁や確認事項で再三質疑が中断した。総務部の管理職員の言動や、印刷所の私用目的の行為に対する指摘だが、当局は否定した。更に、大幹部のパワーハラスメントの指摘もあり、事実確認が今後大きな問題となった。!!パワーハラスメントを受けたと言う退職者からの手紙が資料として配布されるなど、両者の主張が大きく違う。税金の無駄遣いや、管理職員のパワーハラスメントの実態の解明が求められる時、議会の対応が注目される。!!

■2008年6月18日(水) の日記
<<『政治とは何か』>>
PM1時から、本会議・一般質問、3人の議員が登壇。一般質問を聞きながら『政治とは何か』と考えさせられた。利害の対立、考えの対立等々その問題の解決を的確に且つ早急にする為に!!
後藤田正晴著『政治とは何か』(講談社)の中で著者は「政治の基本は、現実の課題をどのように解決するかと言うことであり・・政治と政治家に対する評価は、その解決の能力があるかどうか、また、その解決が、本当の意味で国民の生活を守り、その向上を図るものであるかどうかと言う観点から、厳しく行われるべきものなのである。」と言っている。ひとつの呪縛にとらわれることなく、新しい方向に踏み出すことが重要だ。!!
先の総務企画委員会で、発言、行動等について、青山委員長・菅野副委員長が、無会派委員に対して注意勧告を行った。!!

■2008年6月17日(火) の日記
<<耐震補強!!>>
AM9時30分から、当局から追加議案の説明を受ける。PM1時、本会議再開、一般質問開始。3名が登壇した。
質疑の中で、学校施設の耐震診断の結果、耐震補強の必要施設は私立高校を含め校舎が18校、体育館が26校あると説明した。耐震化整備計画を策定中だが、倒壊、崩壊の可能性が高い校舎は、5年以内に整備していきたい旨答弁した。これに伴う予算はいくらかかるのか、まったなしの対応が求められる。!!

■2008年6月16日(月) の日記
<<危機管理!!>>
岩手・宮城内陸地震発生から2日かが過ぎたが、一週間程度はM6、震度6弱程度の余震が起こる可能性が大きいと言うが、先ほども強い余震を感じた。
頼りになる携帯電話がつながらないとき、家族等とどう連絡を取り合うのか、防災の構えが必要だと改めて考えさせられた。災害用伝言ダイヤル「171」の活用の有効だ。
個人ができること、行政側がすべきこと「危機管理」の徹底が必要だ。今回の地震発生時の石巻市の危機管理に市民から疑問視する声が出ている。それは地震発生直後に災害対策本部を設置したが、市長、副市長ともに市内不在だったという。これに関する地元紙夕刊の報道で市民の方が「自助、共助の重要性から住民側は自主防災組織を盛んに作っているが、公助の立場の行政がどれだけ有事に備えているのか、疑問に思う」と批判している。市民の生命、財産を守ることが自治体の命題だ。!!

■2008年6月15日(日) の日記
<<『長寿を祝う会』!!>>
AM10時から、下釜第一町内会主催『長寿を祝う会』。70歳以上が266名、そのうち出席者が95名、百歳になられた方が1名おられた。昨年より出席者が増え、来年は100名を目標に趣向を凝らしたい。!!
夜、佐藤家通夜へ。

■2008年6月14日(土) の日記
<<「平成20年岩手・宮城内陸地震」発生と危機管理!!>>
下から突き上げるような感じがした、その時、午前8時43分ごろ、岩手県内陸南部を震源とする「平成20年岩手・宮城内陸地震」が発生した。震源の深さは約10キロで地震の規模を示すマグニチュードは7・2と推測されるというが、外へ避難した時、電線が大きくゆれて、不気味だった。石巻市などでは震度5弱を観測した。石巻地方では大きな被害はなかったが、交通機関に影響が出たようだ。           
 東北電力女川原子力発電所は、定期検査中の1号機を除き、2、3号機は運転を継続しておりトラブルもないので安心だ。
地元紙によると、石巻市は災害対策本部を設置して、職員、消防団を配備して、地域の巡回や情報収集を行ったようだ。    しかし、「土井喜美夫市長は上京中で。三浦修三副市長は自宅がある仙台市から石巻市に向かったが、到着は正午過ぎとなり、昼までは市の最高責任者が不在。この間、今野拓司総務部長が指揮をとった。」と、報道されている。12日の総合防災訓練がいかされていたのか、危機管理上問題はなかったのか、検証されるべきだ。先日の訓練は、統一感がない、危機感もない状況が垣間見られたので、危惧するところだ。!!
                

■2008年6月13日(金) の日記
<<条件付で可決!!>>
AM9時、議会運営委員会・打ち合わせ。AM10時、議会運営委員会・開会。付議事件は、市長提出議案、工事請負契約の締結2件。17日から始まる一般質問については、通告人数13名となった。
PM12時、グローバル石巻・会派会議。庁舎移転問題について、人事案件について協議。!!

PM1時30分から、総務企画委員会開会。
継続審査となっていた市役所の位置を定める条例改正案を審査。
庁舎位置条例は、5月の臨時会で「説明不足」、「時期尚早」などの理由で継続審査とされていた。付託された新庁舎建設促進特別委員会で審議していたが、結論が出ず審議未了となり、6月6日開会第2回定例会の総務企画委に再付託となった事案だ。
当局から新たに、「新庁舎利活用のフロア−毎配置計画(素案)」と「新庁舎建設に伴う今後の公債費の推移等」の二つの資料が提出された。
審議の中で、「新庁舎利活用のフロア−毎配置計画(素案)」について質疑があり、1階は民間業者に貸し付ける商業スペースのほか、市役所の総合案内と無料休憩コーナー、証明書自動交付機コーナーを配置。2階から5階は各部門を配置、5階の窓がある区画を市民憩いのスペース(展望室)とし、6階は議会棟となり、更に市民交流スペースとしてギャラリーと展示コーナー、市民ホール(150席)などを配置した素案を示し、各階の改修工事は特殊工事はないと説明があった。
また、「新庁舎建設に伴う今後の公債費の推移等」について質疑があり、合併特例債が今後の市財政に与える影響について、大まかな試算を示した。約18億円と見込まれる改修事業費に対し、合併特例債18億6千万円を起債。年利2・5%を25五年間で償還すると見込んだ。しかし、地方交付税制度そのものの将来が不透明な状況を考慮したとき、財政当局の答弁について、安易さを懸念する質疑が多かった。
質疑が終了し、表決の結果、青山委員長を除く7名(後藤兼位、三浦一敏、阿部仁州、菅野昭雄、阿部純孝、今村まさよし、渡辺拓朗)が賛成、反対は1名(黒須光男)となり可決した。
可決後、後藤兼位が動議をかけて、附帯決議を出したい旨を説明、決議案作成の時間を要する為、暫時休憩を求めた。

後藤兼位が提出した付帯決議案の全文。!!
総務企画委員長 青山久栄殿   総務企画委員 後藤兼位
第78号議案に係る新庁舎改修に当たっての附帯決議案
上記の付帯決議案を下記の通り提出します。

<第78号議案可決に係る新庁舎改修に当たっての付帯決議案>
第78号議案が可決され、旧さくら野百貨店を新庁舎とし、今後施設改修を行うにあたり、当局は、委員会での審査状況を踏まえ、下記の事項の実現に向けて十分に留意し、新庁舎改修に望むよう強く要請するものである。
1.庁舎改修事業費については、その財源に交付税措置が有利となる合併特例債を活用するとしているが、地方交付税制度そのものの将来が不透明である状況を考慮したとき、厳しい財政状況かにある石巻市にとって、公債費の圧縮は喫緊の課題であることから、でき得る限りの事業費の圧縮に努めること。

2.石巻市の経済状況は、原油価格高騰などによる個人消費や雇用の伸び悩み、、地域間競争の激化等により依然厳しい状況にある。特に建設業界にあたっては、公共工事等の減少により疲弊状態にあることから、改修工事発注にあたっては地元企業優先に進めるよう努めること。

以上、決議する。

その結果、青山委員長を除く7名(後藤兼位、三浦一敏、阿部仁州、菅野昭雄、阿部純孝、今村まさよし、渡辺拓朗)が賛成、黒須光男議員一人が退席(反対の意思)したが可決された。

新庁舎移転については、付帯決議により議会が一定の条件をつけた。六月定例会の本会議最終日の委員長報告により本日の結果が報告され、位置条例に対して出席議員の3分の2の賛成が必要になるが、附帯決議に全会派が賛意を示したことにより、可決される見通しだ。!!

 

■2008年6月12日(木) の日記
<<防災訓練>>
石巻市の総合防災訓練が河南地区の遊学館を会場に開催された。例年と違い、規律のない、統一した訓練とはいえない光景が充満していた。本部席のテント内に多くの幹部が陣取り、緊張感のない光景が訓練との違和感を感じた。!!

■2008年6月11日(水) の日記
<<委員会!!>>
昨日の総務企画委員会の審議で、市庁舎の設計委託料に関して、制限付き一般競争入札で業者選定する方針を示した。問題は、改修工事に関して一定の議論を行い、方向性を示さなければならない。!!
多くの市民の声は、一階商業スペースの拙速的な活用への不満が大きい。今月中には開店する計画で、その不満を解消するスペースになればと考える。!!
午前中には建設委員会、午後からは、産経教育委員会が開会され、昨日の総務企画とは違い、穏やかな委員会となった。
今日、午後3時一般質問の通告締め切りがあり、13名の議員が通告した。!!

■2008年6月10日(火) の日記
<<異常な雰囲気>>
AM9時30分から、新委員会構成初の、市議会・総務企画委員会開会。市庁舎の設計委託料を盛り込んだ一般会計補正予算や市役所の位置を定める条例改正案などを審査したが、質疑時間が長引いて時間切れ、13日に再度審査することが決まった。
開会してすぐ、審査の方法について、激論を交わす場面があった、W議員は、テーブルをたたき興奮する場面も有り、異常な雰囲気になった。
財政の裏付けを明確に説明できない状態に変わりがなく、「議論が尽くされていない」とする意見が多数を占めた。
質疑の中で、委託する設計業務について、レイアウトを決める基本設計・計画と、実施設計の二段階になると説明した。時期的な見通しについては、基本設計・計画は9月中旬、実施設計については11月末になると説明。今後設置する市民懇談会や議会に対して基本設計・計画が固まり次第、庁舎のイメージ案等を示して意見を集約する方針を説明した。

■2008年6月9日(月) の日記
<<新議会人事決定!!>>
AM10時から、市議会本会議開会。新たな常任委員会の構成が決まった。今後、オラレ問題や中心市街地活性化基本計画等が審査されることが予想される総務企画委員会の委員長に、我がグローバル石巻・青山議員が、副委員長には菅野議員(新世紀)が選任された。更に、議会運営委員会で、市庁舎の位置を定める条例改正案が総務企画委員会に付託されることが決まった。
新委員会構成は、環境福祉委員長に庄司慈明(共産)、副委員長に近藤孝(グローバル石巻)、建設委員長に千田直人(みらい)、副委員長に安部太郎(ニュウ−石巻)、産経教育委員会委員長に高橋栄一(グローバル石巻)、副委員長に水沢冨士江(共産)、議会運営委員会委員長に後藤兼位(グローバル石巻)、副委員長に石森市雄(ニュー石巻)以上の通り。
特別委員会は、まちづくり活性化検討<大森秀一委員長(グローバル石巻)、今村まさよし副委員長(ニュー石巻)>、総合防災対策<渡辺拓朗委員長(公明)、阿部久一副委員長(ニュー石巻)>、市立病院健全経営<松川惠一委員長(ニュー石巻)、桜田誠子(公明)>以上3つの委員会を設置することが決まった。
後藤兼位は今回の新委員会構成により、議会運営委員会委員長に再選された。また、総務企画委員会、まちづくり活性化検討特別委員会、石巻地方広域水道企業団議会議員に選任された。
特別委員会の構成メンバーの選任作業にかなりの時間が費やされた。その原因は、無会派委員の希望と取り扱い方についてだ。私も4年間、無会派委員を経験しているが、会派制を取っている以上、会派所属委員の希望が優先され、どこかの会派が譲歩しない限り議長が指名することになり、結果として、無会派委員は第2、第3希望に所属しなければならない。

■2008年6月8日(日) の日記
<<「珍事」!!>>
AM9時から、「釜会館」清掃作業。管理運営委員会のメンバーが集合して、草取りや木々の剪定作業を行った。
6日の議会で、新たに議席の調整が行われたが、2番黒須光男議員と4番高橋左文議員の間、3番が空席となる「珍事」があった。本来であるなら、左右どちらかの端の席を利用して調整するが、それが出来なかったようだ。?!

■2008年6月7日(土) の日記
<<反応!!>>
夕方、釜・大街道地区町内会連絡協議会総会に出席。各種団体への助成金交付と決算報告を受け、続いて質疑及び意見交換を行い懇親会へ。
昨日の正副議長選の結果について、多くの方々から電話を頂いた。石巻市政を取り巻く多くの課題について、且つ、混乱する行政運営について、チェック機関としての議会のあり方等々について。

■2008年6月6日(金) の日記
<<『権謀術数』!!>>
AM10時、グローバル石巻・会派会議。正副議長選について、最終協議。議長に我が会派会長の阿部仁州議員を副議長に新世紀幹事長の黒澤和雄議員を候補者として選出、本会議に望んだ。結果、議長選で、阿部仁州議員が18票(森山行輝議員15票、黒須光男議員1票)を獲得して新議長に、副議長には、黒澤和雄議員が34票を獲得して当選した。
『権謀術数』が水面下で繰り広げられた結果がでた。!!
2年交替の慣例に従って高橋誠志議長、大槻幹夫副議長が辞表を提出した。議会改革の実現等大きな成果を残した。
提案理由説明の後、石巻地方広域水道企業団議会議員の補欠選挙があり、グローバル石巻から後藤兼位、西條正昭、阿部和芳の3名が選出、他に、石森、純孝、菅野、松川、丹野、桜田、三浦議員の計10名が選出された。
石巻地区広域行政事務組合議会議員の補欠選挙では、グローバル石巻から阿部正昭、大森秀一、大槻幹夫の3名。他に、阿部久一、森山、堀川、渡辺、今村、水沢議員、計9名が選出された。
後期高齢者連合議員にグローバル石巻・大槻幹夫議員が選出された。散会したのは、午後11時50分ごろ、各常任委員会の選任については月曜日になるが、構成は決定された。私は、前期に引き続き総務企画委員会に所属することになった。!!

■2008年6月5日(木) の日記
<<「高度な政治判断」と「耳打ち協議」?!>>
PM12時、グローバル石巻・会派会議。1時30分から開会される庁舎建設促進特別委員会の対応について協議。!!
再付託された、市庁舎位置条例は結論が出ず、「議長預かり」となり、実質継続審議となった。審査の中で、旧さくら野百貨店石巻店を市役所庁舎として利活用した場合、レイアウトや活用方法について明確な説明が出来ない。更に、庁舎改修費、概算約17億円の算出根拠が不明確であり、将来の市財政に与える影響について質問しても、「なかなか難しい」という答弁を繰り返すだけだ。財政予測が難しいのであれば、「改修費を歳出する」ことが難しいということだ。「事業の見通しが予測不可能」であるならば、その「事業費の見直し」が必要だともいえる。
1時30分から始まった委員会は、途中、阿部仁州委員から、重要な案件であることから、説明に苦慮する職員ではなく、「土井市長の見解を伺いたい」との要望があったが出張中だということもあり、三浦副市長の出席を求めた。本来であれば、議会開会中は、待機することが通例だ。
急きょ出席した三浦副市長は、委員の「委員会で強行可決した場合、本会議で3分の2条項で否決になることが予想される事を踏まえて」、「高度な政治判断」が必要ではないか。その質問に対して「6月定例会に提案する実施設計の委託事業とともに議論してもらえるなら仕方ない」と答弁、「継続容認発言」これに対して「再付託されている市庁舎位置条例をいったん取り下げる考えはあるのか」との質問に対して、総務部長や次長とドタバタの「耳打ち協議」結果、「継続容認発言」をひるがえしたことにより委員会が紛糾、暫時休憩に入った。長時間当局側が協議した結果、三浦副市長は「位置条例を市庁舎移転の出発点にしたくて提案したが、6月定例会に提案している実施計画の委託予算とともに議論してもらえるなら、仕方ない」と再答弁した。
その結果、委員会では結論を出さないで議長預かりとし、9日に新たに委員会構成が決定される総務企画委員会の扱いになる。!!
委員会終了後、明日の正副議長選について、他会派と協議を重ねたが「複雑な方程式」が絡み合い答えが出なかった。!!

■2008年6月4日(水) の日記
<<三派協議!!>>
各会派の正副議長候補者選びが活発になっている。午前中、会派・グローバル石巻と新世紀、ニュー石巻の三会派の話し合いがあった。当局に対する基本的な政策本位の対応についての考え方や、人事に対する考え方を協議。結論が出ず。明日午前中に、ニュー石巻から結論が出るという。
明日午後1時30分から、庁舎建設促進特別委員会が開会され、再付託の審査ある。

■2008年6月3日(火) の日記
<<判断基準!!>>
AM10時から、市議会・議会運営委員会開会。「オラレ石巻」関連議案は上程されなかった。6月議会に再提案されると言われていたが、なぜ、見送ったのか、ある幹部は「出したかったが」ともらす。その政治的判断の基準はわからない。!!
昼食をはさみ、グローバル石巻・会派会議。6月定例会に向けて勉強会。議会人事についても意見交換を行う。今後、他会派との協議を推進することが決定された。!!

■2008年6月2日(月) の日記
<<『天に口なし人を以って言わしむ』!!>>
市政が抱える諸問題について、色々な意見を聞く機会があった。それぞれの視点からの意見を参考に且つ尊重しながら、議会の場で大いに議論しなければならない。!!
故事に、『天に口なし人を以って言わしむ』とある。天は口がないので何も言わないが、世間の人々が天に代わって色々と批評する。世評は真実を言うことが多いというもの。世評に真実が隠されていることもある。!!

■2008年6月1日(日) の日記
<<開所式!!>>
住宅型有料老人ホーム「アットホームふれあいの家」開所式に出席。有料老人ホームとは、10人以上の高齢者が入居し、食事や日常の生活上必要なサービスを提供する施設で、介護が必要となった場合、外部の介護保健サービス等を使い介護を受けられる施設。石巻線曽波神駅近くの緑豊かな自然に囲まれた鹿又字山下東にオープンした。同僚の阿部仁州、阿部政昭、近藤孝議員も出席した。!!




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