<<条件付で可決!!>> AM9時、議会運営委員会・打ち合わせ。AM10時、議会運営委員会・開会。付議事件は、市長提出議案、工事請負契約の締結2件。17日から始まる一般質問については、通告人数13名となった。 PM12時、グローバル石巻・会派会議。庁舎移転問題について、人事案件について協議。!!
PM1時30分から、総務企画委員会開会。 継続審査となっていた市役所の位置を定める条例改正案を審査。 庁舎位置条例は、5月の臨時会で「説明不足」、「時期尚早」などの理由で継続審査とされていた。付託された新庁舎建設促進特別委員会で審議していたが、結論が出ず審議未了となり、6月6日開会第2回定例会の総務企画委に再付託となった事案だ。 当局から新たに、「新庁舎利活用のフロア−毎配置計画(素案)」と「新庁舎建設に伴う今後の公債費の推移等」の二つの資料が提出された。 審議の中で、「新庁舎利活用のフロア−毎配置計画(素案)」について質疑があり、1階は民間業者に貸し付ける商業スペースのほか、市役所の総合案内と無料休憩コーナー、証明書自動交付機コーナーを配置。2階から5階は各部門を配置、5階の窓がある区画を市民憩いのスペース(展望室)とし、6階は議会棟となり、更に市民交流スペースとしてギャラリーと展示コーナー、市民ホール(150席)などを配置した素案を示し、各階の改修工事は特殊工事はないと説明があった。 また、「新庁舎建設に伴う今後の公債費の推移等」について質疑があり、合併特例債が今後の市財政に与える影響について、大まかな試算を示した。約18億円と見込まれる改修事業費に対し、合併特例債18億6千万円を起債。年利2・5%を25五年間で償還すると見込んだ。しかし、地方交付税制度そのものの将来が不透明な状況を考慮したとき、財政当局の答弁について、安易さを懸念する質疑が多かった。 質疑が終了し、表決の結果、青山委員長を除く7名(後藤兼位、三浦一敏、阿部仁州、菅野昭雄、阿部純孝、今村まさよし、渡辺拓朗)が賛成、反対は1名(黒須光男)となり可決した。 可決後、後藤兼位が動議をかけて、附帯決議を出したい旨を説明、決議案作成の時間を要する為、暫時休憩を求めた。
後藤兼位が提出した付帯決議案の全文。!! 総務企画委員長 青山久栄殿 総務企画委員 後藤兼位 第78号議案に係る新庁舎改修に当たっての附帯決議案 上記の付帯決議案を下記の通り提出します。
<第78号議案可決に係る新庁舎改修に当たっての付帯決議案> 第78号議案が可決され、旧さくら野百貨店を新庁舎とし、今後施設改修を行うにあたり、当局は、委員会での審査状況を踏まえ、下記の事項の実現に向けて十分に留意し、新庁舎改修に望むよう強く要請するものである。 1.庁舎改修事業費については、その財源に交付税措置が有利となる合併特例債を活用するとしているが、地方交付税制度そのものの将来が不透明である状況を考慮したとき、厳しい財政状況かにある石巻市にとって、公債費の圧縮は喫緊の課題であることから、でき得る限りの事業費の圧縮に努めること。
2.石巻市の経済状況は、原油価格高騰などによる個人消費や雇用の伸び悩み、、地域間競争の激化等により依然厳しい状況にある。特に建設業界にあたっては、公共工事等の減少により疲弊状態にあることから、改修工事発注にあたっては地元企業優先に進めるよう努めること。
以上、決議する。
その結果、青山委員長を除く7名(後藤兼位、三浦一敏、阿部仁州、菅野昭雄、阿部純孝、今村まさよし、渡辺拓朗)が賛成、黒須光男議員一人が退席(反対の意思)したが可決された。
新庁舎移転については、付帯決議により議会が一定の条件をつけた。六月定例会の本会議最終日の委員長報告により本日の結果が報告され、位置条例に対して出席議員の3分の2の賛成が必要になるが、附帯決議に全会派が賛意を示したことにより、可決される見通しだ。!!
|