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ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2012年2月29日(水) の日記
<<定例会開会>>
AM10時、「平成24年宮城県石巻商業高校・同窓会入会式」が同校体育館開催された。189人の新同窓生が入会した。しかし、残念ながら新同窓生になるはずの3人が、昨年の東日本大震災で犠牲になった。卒業記念アルバムには犠牲となった3人の在りし日の写真も掲げられていた。ご冥福を祈りたい。
歓迎の辞で、林大二郎同窓会会長は「大震災を乗り越え生かされた身として、もうだめだあきらめてはいけない。それぞれの道を頑張っていってほしい」と激励した。入会者を代表して八木翔麿君が「石商の名誉と社会に貢献する」ことを力強く宣誓。参加者全員で応援歌『北上川』を斉唱して閉会した。
PM1時、石巻市議会第1回定例会開会。亀山市長の施政方針演説が約50分間行われた。
本会議終了後、東日本大震災復興促進特別員会が開会され、復興推進計画について、石巻市プロポーザル方式の実施に関するガイドラインについて説明があった。

■2012年2月28日(火) の日記
<<「早く戻りたい」>>
東日本大震災で被災し、現在市外に避難して生活している市民は、一日も早く「石巻に戻りたい」という切実な望郷の念がある。「早く石巻に戻りたい」という悲痛な声が私のもとに届く。「魚臭いあの街の匂いが懐かしい、早く戻りたい」という願望が強い。その悲痛な声を聴くとき、復興を一日も早く軌道に乗ることの大切さを再認識する。
明日から石巻市議会第1回定例会が開会、過去最大の新年度予算が審議される。

■2012年2月27日(月) の日記
<<過去最高の予算額>>
平成24年石巻市議会第1回定例会提出議案が配布された。その中身は、条例議案18件、予算議案12件、条例外議案9件、計39件だ。一般会計は前年度当初比4・3倍となる2,632億円で過去最高となった。
石巻市震災復興基本計画に掲げた施策が最優先され、災害復旧と復興関連事業が8割を占める予算となる。特別会計、病院事業会計予算を合わせた総合計は3,255億4,900万円となった。
 震災関係の主な事業で目立つのは、災害廃棄物処理事業費の、がれきの二次処理業務や公共施設解体撤去、仮置場運営といった事業に1,205億8,000万円が計上されている。
第1回定例会は29日に開会、亀山市長の施政方針演説からスタートする。

■2012年2月26日(日) の日記
<<無念の魂>>
石巻市の人口は、震災前の2月末で、162,822人がH24年1月末で152,775人となり1万人減少している。
さらに、東日本大震災の犠牲はH24年2月15日現在、死者3,280人、行方不明557人となりその甚大な被害がその数字に表れている。特に震災から一年になろうとしているが、いまだ行方不明者の方々が557人いらっしゃるという現実に、その数に殴られたような痛みを感じる。
その無念の魂の声を代弁し、復興のまちづくりを推進していくか問われている。

■2012年2月25日(土) の日記
<<支障?>>
宮城県は集団移転した跡地の買い取り価格について「被災前の価格で買い取ることは困難だ」との認識を県議会一般質問で示した。
その根拠を県土木部長は、「被災前の価格で買い取るとなれば、他の公共工事の用地取得に支障を期すことが懸念される」と述べている。
生活再建がままならない被災者にとって、県の幹部の認識がこれでは「復興に支障を期すことが懸念される」といえよう。村井知事の政治力に期待したい。

■2012年2月24日(金) の日記
<<莫大な予算額>>
石巻市は、平成24年度の震災復興現年の予算総額は総額で、3,255億4,933万7千円を計上。その内訳は、一般会計で、2,632億円、土地取得特別会計をはじめとする10特別会計で、599億4,153万4千円、病院事業会計で、24億780万3千円を計上。
通年の3倍規模の予算案となる。周辺自治体も同様である。復興に向けて、腰を据えた施策が必要だ。

■2012年2月23日(木) の日記
<<仙石線に体験乗車>>
AM6時47分JR仙石線石巻駅発仙台行きに乗車。グローバル石巻・会派全員で東日本大震災の影響で不通となっている仙石線の現状視察を行った。矢本駅から代行バスに乗車し、約1時間で松島海岸駅に到着、仙石線に震災以来初めて乗車し仙台あおば通駅へ、所要時間約2時間。毎日の通学や通勤ではかなり疲れれものと思料される。
JR東日本は22日、仙石線の陸前小野―矢本間について3月上旬に運転を再開する方針を固めたようだ。
その後、県庁へ、県議会の代表質問を傍聴。中村県議会議長を表敬訪問、その後、村井宮城県知事に,JR仙石線の全線早期復旧を陳情した。

写真(■ハート&ハートアルバム )に:仙石線の現状と村井宮城県知事に早期全線開通の支援を陳情。

■2012年2月22日(水) の日記
<<早期実現を>>
市当局から「震災復興基本計画実施計画」が示されたが、優先的かつ重点的に取り組む7つのプロジェクトが明記されている。
その中で、「住宅再建復興プロジェックト」の主な事業、防災集団移転促進事業と災害公営住宅整備事業の推進が「震災復興」の中心をなす。恒久的な住まいの再建なくして復興はあり得ない。少子高齢化が進み、さらに大震災により人口減少に歯止めがきかないとなると「新しい石巻市」の創造に危険信号が点滅する。
防災集団移転促進事業では、63地区221.9haの全体計画を平成24年度以降調査設計、用地取得し26年度まで整備する計画だ。
また、災害公営住宅整備事業は、東日本大震災により住居を失った市民に対して、3,000戸の住居の提供を図るため、平成24年度調査設計、用地取得、整備。25年度調査設計、整備。26年度整備を達成する全体計画だ。
多くの市民が「待ちきれない」、「早く実現してほしい」と悲痛な声なき声が伝わってくる。
その実現に向けて新たな入札制度も研究し、早期の全体計画の実現に期待したい。

■2012年2月21日(火) の日記
<<215の復興事業>>
PM1時、石巻市議会・全員協議会開会。協議事項は、(1)石巻市立高等学校統合事業基本計画について。(2)(暫定版)石巻市高齢者福祉計画・第5期介護保険事業計画の策定について。(3)石巻市総合計画実施計画について。(4)石巻市震災復興基本計画実施計画について。(5)財政収支見通しと今後の対応について。各担当から説明があった。
石巻市立高等学校統合事業基本計画の説明では、平成27年度当初の開校を目指す統合事業スケジュールが示された。概算事業費は、25憶26,000万円が必要となる。
また、震災復興基本計画実施計画を策定した(平成23年度から26年度)。4年間で実施する215の復旧・復興事業を提示し、その総事業費を約9,700億円と算出した。このうち廃棄物処理に関する経費が3分の1を占める歳出見通しを示した。
実施計画の策定に当たって、膨大な事業費の財源確保は、その多くを復興交付金や国庫補助金、復興特別交付税に頼り、想定し各事業の目標年次等を定めている旨説明があった。
収支不足の対応では、財政調整基金や減債基金の活用が避けられない状況であるがそれについても地方自治体としての限界が想定される。国家としての支援がなければ、復興は頓挫する。

■2012年2月20日(月) の日記
<<民間の活力>>
北日本海事鰍ェ国道45号線沿いの鹿又地区にビジネスホテル「メープルテラス」をオープン。今日、浅野石巻商工会議所会頭、金融機関関係者や、関連業者が出席し竣工式が挙行された。
東日本大震災以降、石巻地区では宿泊施設が慢性的な供給不足になっている。
今回のオープンにより、食堂部門等15名の雇用が創出され、経済の活性化に貢献する。
民間の活力が復興の起爆剤となる。
いち早い復興に向けて、防災集団移転事業や市立病院新築移転事業、災害復興住宅建設等各種事業の推進が急務だ。既存の入札制度で機能するのか、大手資本の民間活力を取り入れ、地元企業も組した事業展開も必要ではないか?
その方法論の研究が急務である。「被災者は時長く待てない。」

写真(■ハート&ハートアルバム )に:メープルテラス竣工式で挨拶する北日本海事活「部淳社長。

■2012年2月19日(日) の日記
<<合意形成>>
市復興基本計画が示され、地域によっては復興のまちづくりにより、高盛土道路や都市計画道路の計画路線上に位置する住民の皆さんは、詳細な計画が示されない状態で不安な状態が続いている。
今日、町内会組織の本草園隣和会の会合に出席、改めて計画の詳細が説明されないことに対するいらだちがあらわになっていた。
計画の詳細設計、補償問題等一日も早い住民説明が大切で、合意形成を取り付ける努力が大切だ。

■2012年2月18日(土) の日記
<<断層>>
地震、津波、それに追い打ちをかける原発事故。農水産物の風評被害等は復興に大きな障害物となる。
石巻市内の瓦礫の集積場所は、巨大な山となっている。被災地の宮城、岩手の瓦礫処理を受け入れ済みの自治体は、東京都、青森、山形県だけ。「がんばれニッポン」、「がんばれ東北」掛け声だけがむなしい。
日本という国と社会の実相をあからさまにしている。
東日本大地震は、日本という社会を「断層」に落ち込ませた。
写真(■ハート&ハートアルバム )に:旧北上川河口に山積みされた瓦礫の山。

■2012年2月17日(金) の日記
<<産業基盤の爪痕>>
PM1時30分、石巻市議会産業建設委員会・現地視察。石巻漁港、石巻魚市場、水産加工団地、汚水排水処理施設の復旧状況と今後の見通しについて、石巻市水産課及び宮城県東部地方振興事務所・水産漁港部片倉漁港整備専門官から説明があり、水産業界代表の伊妻水産復興会議代表、石巻魚市場須能社長、石巻魚市場買受人協同組合布施理事長、大江冷蔵椛蜊]社長、石巻水産加工業協同組合臼井組合長との意見交換、質疑応答を行った。
意見交換の中で、業界から今後「水産加工会社120社中20社はやめる」という状況説明があった。社長の年齢や後継ぎがいないなどの理由があるとのこと。岸壁等の用地嵩上げや臨港道路等の嵩上げ等、復興のスピードを上げてもらわないと「待てない事業者がいっぱいある」との指摘があった。
「高盛土道路」については「道路の構造の説明がない」、「見通しがきかない」等いらだちを隠せない状況だ。
水産関係業者が複合的に復興できる施策が急がれる。

写真(■ハート&ハートアルバム )に:石巻漁港、水産加工団地の現状。

■2012年2月16日(木) の日記
<<『船頭多くして、船、山へ登る』>>
復興に向けて、市職員は大忙し。膨大な事務量を如何にこなすか、頭が痛いようだ。
春は人事の季節、退職する大物部長の後任人事に興味がわく。職員間でも興味津々のようだ。
震災復興部が設置され復興に向けての組織体制が整いつつあるが、組織全体の「人事構想」が見えない。
『船頭多くして、船、山へ登る』ようではいけない。

■2012年2月15日(水) の日記
<<防災無線>>
東日本大震災発生時において、防災行政無線が「聞こえにくい」、「防災無線は聞こえなかった」という声が多い。
2月補正予算では、災害復旧事業と併せ石巻市全体をデジタル化対応とする防災行政無線の整備(津波被災地以外)と、大型避難所(学校)への移動系防災行政無線の設置に要する経費32億円が措置された。
合併後の懸案事項であったが皮肉にも大震災によって改善される。更に消防庁出身の笹野副市長の手腕か。
今回は、津波被災地以外だが、復興の進捗と併せ被災地を含めたグランドデザインを示してほしい。

■2012年2月14日(火) の日記
<<違和感の解消>>
一か月前に歯の治療を行ったが、詰めたところがどうにもかみ合わない。今日再治療して、かみ合わせを調整してもらった。食事しても違和感が消えた。
ふと、震災復興の実施計画や新度予算等が、市民の視点から乖離しかみ合わないものになったら、市民にとっては食事しも違和感だけが膨れ上がるとしたら、胃にも悪い、早急に市当局は、復興計画と復興予算をきちっと消化し、市民の五感に訴える料理を出してほしい。

■2012年2月13日(月) の日記
<<具体的施策を急げ>>
災害公営住宅の建設が急がれるが、石巻市においても20年間民間一括借り上げ住宅の建設募集を行っていたが、600戸の募集に対して1月末現在、7名の187戸の申請に留まっている。
あまりにも不調な申し込み状況だ。その原因として、建設しても利回りが低い。「建設主が毎月持ち出しても間に合わない」という。民間活力で災害公営住宅の建設が促進されることが望ましいが、現実は厳しいものだ。
利回りの低さを改善し、建設促進させるためには、例えば固定資産税等の減免措置等を行うことを提案したい。一括借り上げ期間の20年間を減免措置する施策等が必要ではないか。
具体的な促進策が講じられなければ住宅整備は後退する。市当局は具体的な施策を実行すべきだ。

■2012年2月12日(日) の日記
<<価値観>>
働く場がない。働く場をつくる。産業再生が復興の近道だ。新卒者の就職問題が日本の将来を暗くする。少子高齢化の時代がさらにこのまま進行するなら「日本の未来は」希望に満ちたものにはならない。
被災地石巻の人口はさらに減少する。その歯止めの施策が重要だ。復興基本計画・実施計画の施策が重要だ。
東日本大震災による被災で、「生活の価値観」、「人生の価値観」は、人それぞれ大きく揺らいだのではないか。人間行動も変化している。

■2012年2月11日(土) の日記
<<痛み>>
東日本大震災発生から11か月が経つ。宮城県は、平成24年度一般会計当初予算案は、東日本大震災からの復興元年のために総額が前年度の倍の1兆6,822億円になるという。
石巻市においても、復興基本計画が策定され、今後実施計画の策定により予算規模はいくらになるのか。
復興に向けて、生活環境の整備が一番だ。災害公営住宅の整備が優先されるべきだ。
被災者は、大なり小なり心が痛んでいる。

■2012年2月10日(金) の日記
<<いち早い復興へ>>
AM10時、石巻市議会第2回臨時会開会。条例議案2件、予算議案5件を原案通り可決し閉会した。
議案の中で、補正予算は、防災集団移転促進、復興道路、災害復興住宅等の事業化に向けた測量調査、事業用地取得費を措置した。また選抜高等学校野球大会に出場する石巻工業高校の甲子園出場実行委員会への補助金1,000万円が措置された。補正額は、一般会計82億89,123千円、特別会計70億88,479千円、合計153億77,602千円。一般会計の歳入歳出予算総額はそれぞれ2,675億31,859千円となった。従来であれば、約600億円の歳出歳入予算が、東日本大震災、復旧、復興関連予算で異常な伸びとなっている。
住まいの生活再建へ向けて関連事業の早期実現が求められる。

■2012年2月5日(日) の日記
<<足かせ>>
復興基本計画が決まり、その具体的な実施計画が待たれる。被災地域では高盛土道路の建設に伴うルートの詳細設計を住民が示してほしいとの要望が多い。
例えば農家は、復興に向けてのビニールハウスの建設をするにもルートが示されないために再建の足かせになっている。
またこれまでの都市計画図の見直しも重要だ。従来の呪縛にとらわれることなく大胆に見直しを実施すべきだ。

明日から石巻地方広域水道企業団・議会行政視察。神戸市・さいたま市へ出発。

■2012年2月3日(金) の日記
<<水道議会>>
PM1時30分、石巻地方広域水道企業団・議会。
「平成24年度水道企業団予算」、「平成23年度水道補正予算」等の議案審議を行い原案通り可決した。
議案審議の中で、昨年の大震災の発生により、企業団の経営状況が激変、厳しい経営環境に置かれ、収入面で、給水収益が、給水人口の減少や事業の休止などの要因により、大幅な減収となっている。「平成24年度において損益ベースで8億4,000万円ほどの純損失の発生を予定している」との説明があったが、水道料金の値上げ等は回避すべきであると指摘した。これに対して亀山企業長は、「料金に転嫁してはならない。そのために経営効率を上げていく」と見解を示した。
構成2市の一日も早い震災復興の推進が企業団経営の改善に結びつく。

■2012年2月1日(水) の日記
<<純損失の発生>>
PM1時30分、石巻地方広域水道企業団・議会第1回定例会開会。亀山企業長から「平成24年度経営方針」、「企業長提案理由説明」、岩崎事務局長から「平成24年度水道企業団予算」、「平成23年度水道補正予算」等の議案説明があった。
昨年の大震災の発生により、企業団の経営状況が激変、厳しい経営環境に置かれており、収入面で、給水収益が、給水人口の減少や事業の休止などの要因により、大幅な減収となっている。「平成24年度において損益ベースで8億4,000万円ほどの純損失の発生を予定している」との説明があった。
構成2市の一日も早い震災復興の推進により、地域産業の復興が達成され水需要の回復により収益の改善が求められ、水道料金の値上げ等は回避しなければならない。




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