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ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2012年11月29日(木) の日記
<<三港一体化>>
PM1時30分、第1回目の「議会報告会」検証作業が各担当班ごとに行われた。市民の要望や報告会の反省等を踏まえて、意見集約された。後日、広報広聴委員会で集約される。
PM4時、「仙台塩釜港、石巻港、松島工の総合一体化に係る報告会」が市内のホテルを会場に開催された。
三港一体化に関する報告では、国交省との協議が整い、10月17日付で仙台塩釜港の港湾区域変更の同意と港湾法施行令の改正がなされ、県において港湾区域の変更について10月18日付で告示、石巻港、松島港を統合した新たな国際拠点港「仙台塩釜港」がスタートしたことが報告された。最終的には25年3月、国の交通政策審議会の承認を経てすべての手続きが終了する。
今回の大震災では工業港の背後地が大きな人的被害等を受けた。港湾施設応急復旧や埠頭岸壁の災害復旧工事は進んでいるが防潮堤建設は、なかなか進んでいない。安全性を有した住宅再建を促進するためには迅速な建設が求められる。

■2012年11月28日(水) の日記
<<急がれる駅前周辺整備>>
AM9時30分、まちなか再生促進特別委員会が行われた。新内海橋建設計画、中瀬公園整備、JR石巻駅前周辺整備事業等について担当部局の説明を受けた。
東日本大震災前に決定していた『中心市街地活性化基本計画』が震災で変更を余儀なくされた。今後、改定作業を進めるに当たり震災による影響等を検証して、国と調整し申請する予定であることが示された。
駅前周辺整備を最重要課題として、実効性のある施策が求められる。
委員会では、特定の委員が遅刻し、質疑とは言えない自己主張をして、いつの間にかいなくなるという珍事があったが、
委員長の議事整理で、注意勧告等をすべきと申し入れた。このような珍事は今回に限ったことではない。

■2012年11月27日(火) の日記
<<市独自支援策>>
防災集団移転促進事業またはがけ地近隣等危険住宅移転事業により、住宅再建を図る場合、国から住宅の建設等に対する借入金の利子相当額の補助などの支援があるが、この制度に該当しない市民には支援がない状況になっている。
財政状況が厳しい中、国に対して制度から漏れる者に対する補助を陳情していたが、衆議院が解散し早期の対応が当分見込めない状況になった。一方において市単独の支援策が強く望まれていたが、今回、国の制度対象外の被災者で金融機関から融資を受けて被災住宅の再建を行うものに対し、借入金の利子の一部補助を行う独自策を講じる。補助金額は、住宅再建資金(用地購入経費を含む)に係る金融機関の毎月の利子相当分の合計額。ただし、補助金の上限額は60万円。
補修の場合は、住宅再建資金に係る金融機関の毎月の利子相当分の合計額。ただし、補助金の上限額30万円。
概算事業費は、建設・購入(土地購入を含む)見込み件数7,000件42億円。補修は見込み件数1,000件で3億円。申請受け付けは平成25年2月1日を予定。平成23年3月12日から平成30年3月31日まで金融機関の融資を受けた者が事業対象要件となる。この制度は12月議会に提案される予定だ。
被災者の負担軽減策となり、住宅の早期の復興が促進されることを願う。

■2012年11月26日(月) の日記
<<臨時会>>
AM9時30分、市議会運営委員会。市長提出議案、専決処分1件、補正予算1件、その他5件(工事請負の契約締結について)当局から議案説明があった。
補正予算の主なものは、小学校災害復旧費、雄勝地区被災小学校(雄勝小学校・船越小学校)の仮設校舎設置に要する経費74,000千円が計上された。設置場所は、宮城県石巻北高校飯野川高校庭で供用開始は平成25年4月、平成28年度までとなっている。
PM1時、石巻市議会第7回臨時会開会。提案議案は全部可決。
本会議終了後、全員協議会が開催され、復旧・復興の現状について、主な復旧・復興事業の全体工程表(案)について、復興交付金事業計画について説明があった。
国の復興交付金事業のハードルが高くなってきた。国の担当役人によってもその格差が顕著に出てきている。被災者の悲痛な声がなかなか届かない。

■2012年11月25日(日) の日記
<<震災復興の進捗度>>
明日、臨時会が招集されている。本会議終了後には、全員協議会が開催され、震災復興基本計画の進捗状況について協議が行われる。多くの市民は目に見える形での震災復興がないと批判する。その進捗状況について精査しなければならない。
議会終了後、市長・幹部職員とグローバル石巻の懇談会が行われる。他の会派は、終了済みでグローバル石巻が最後となる。

■2012年11月24日(土) の日記
<<復興支援コンサート>>
歌手加藤登紀子復興支援コンサートが石巻専修大体育館で開催され、仮設住宅に住まいの方々を歌で支援するものだ。参加者は、素晴らしい歌が聞けたとご満悦。仮設住宅の生活ストレスは幾らかでも解消されたか。

■2012年11月23日(金) の日記
<<幸福感>>
東日本大震災で被災した、下釜第一町内会の住民有志が集い『隣人会』と称しての2回目の食事会が市内で行われた。てんでんばらばらとなった地域住民。しかし、思い出多い隣人が集い、和気あいあいとした会話で生きる糧を得ることが出き、出席者全員が幸せを感じた懇親会となった。

■2012年11月22日(木) の日記
<<相談会>>
移転対象区域内に居住している世帯の「第2回今後の住まい等に関する意向調査の実施」が現在行われている。さらに、対象区域を細かくしての相談会も今月9日から12月15日まで実施される。釜地区は向陽地区コミュニティセンターで行われている。相談対応はコンサルが行い、会場には住宅金融支援機構の職員もいて、「災害復興住宅融資」の相談にも対応していた。被災者は、一日も早い住宅再建を望むが、住宅の新築となると建設資金で立ち往生している事例も多い。

■2012年11月21日(水) の日記
<<「議会報告会」>>
石巻市議会「議会報告会」が牡鹿・清優館で開催された。あいにく市民の参加人員は6人と少数だった。
9月議会の議案審査・決算審査等の報告、市民との懇談を行い8時過ぎに終了。市民からは、市立病院の早期開院、地域内住民バスの運行等の要望があった。
半島地域では開催時間等を再考することが必要だ。

■2012年11月20日(火) の日記
<<集団移転>>
防災集団移転事業に伴う「新蛇田地区」被災市街地復興土地区画整理事業が11月4日起工式を終え、平成26年10月には宅地供給が一部開始される計画だ。46.5haの施工地区面積に、戸建住宅1,110戸・災害公営住宅350戸を建設、3,700人の計画人口を予定している。
南浜町、釜・大街道地区の非可住地域の集団移転先として一日も早い宅地供給を被災住民は望んでいる。

■2012年11月19日(月) の日記
<<災害時応援協定>>
石巻市は、全国の自治体や民間会社等との「災害時相互応援協定」の締結が進められているが、実際どこと締結しているのか普段から市民の目に見える形にすべきものと思料する。例えば、市役所前の姉妹都市等とともにプレートに印字するなど市民に対して周知する必要がある。

■2012年11月18日(日) の日記
<<市政功労者表彰>>
平成24年度市政功労者表彰式が遊楽館かなんホールで行われ122名の方に表彰状が授与された。
しかし、治安功労・表彰者での消防団の方々の欠席が目立った。何か、出席願う手だてを考慮すべきものと思料する。
アトラクションでは、石巻市立雄勝中学校の「雄勝復興輪太鼓」が披露され例年になく大いに盛り上がった。

■2012年11月17日(土) の日記
<<石ノ森漫画館のリオープン>>
東日本大震災で被災し休館していた石ノ森漫画館のリオープン式典が中瀬で行われた。あいにくの雨模様となったが多くのファンが全国から駆け付け、「サイボーグ009」の展示室をはじめ家族連れでにぎわった。
詰めかけたファンの熱気でか、テープカットも見えない状態等どことなくしまりがないセレモニーとなった。

■2012年11月16日(金) の日記
<<同窓会反省会>>
平成24年度石商同窓会反省会に出席。昨年は東日本大震災の影響で同窓会総会は中止を余儀なくされた。2年ぶりとなったが約600名の会員が協力しての開催となった。
総会、懇親会の反省を踏まえて来年度は10月26日土曜日に開催する予定であることが報告された。

■2012年11月15日(木) の日記
<<第1回「議会報告会」>>
第1回石巻市議会「議会報告会」が河南・遊楽館と仮設開成第11団地南集会所の2会場で開催された。
議員が4班に分かれての議会活動報告だ。小生は河南・遊楽館が担当で、会場設営から撤収まで担当議員で行った。約20人の参加をいただき、市政全般についての質疑となった。
他方、仮設開成第11団地南集会所の報告会は約30人が出席、しかし、担当以外のオブザーバー議員が乱入して、誹謗中傷する言動等が行われ混乱したようだ。
本来の「議会報告会」の趣旨を逸脱した行為は看過できない。

■2012年11月14日(水) の日記
<<東京都区議の皆さんと>>
自民党東京都連会長代理で元参院議員保坂さんぞう氏と東京都中央区議増渕議員、佐藤まり渋谷区議、高森台東区議、明戸荒川区議、高橋めぐみ江東区議、一木小笠原村議の皆さんとグローバル石巻の懇談会が市内で行われた。
東日本大震災の被害状況の現地視察研修を踏まえての意義のある懇談となった。

■2012年11月13日(火) の日記
<<整備の遅れ>>
災害公営住宅の整備の進捗状況が思わしくない。
一つの事例として、大街道西二丁目地区の災害公営住宅約20戸の建設要請を今年6月26日にUR行っている。約5か月になろうとしているが形が見えない。URからハウスメーカーに仕事が行き、約20戸の建設姿が見えない。民家の集合住宅建設のスピード感との違いを思い知らされる。電車に例えれば、どこか各駅停車でなかなか終点に到着しない状態だ。新幹線のスピードを望みたいが、せめて特急のスピードの進捗を求めたい。

■2012年11月12日(月) の日記
<<「観光開発>>
「ま心の会」移動報告会2日目、平泉で昼食。観光バスの多さに驚く。世界遺産効果というべきものだろう。
観光の経済的波及効果、地域活性化は大きい。
大震災から、復旧復興に取組んでいる石巻、忘れてならないのは「観光開発」の視点ではないか。

■2012年11月11日(日) の日記
<<第10回「ま心の会」移動市政報告会>>
第10回「ま心の会」移動市政報告会が、岩手県花巻市の花巻温泉を会場に開催された。
バス4台で一路花巻へ。
東日本大震災から早1年8カ月が経過したが、1日も早い復旧復興を求める声が多い。
震災の犠牲となった会員を偲び、懇親を深めた。

■2012年11月10日(土) の日記
<<「石巻市議会基本条例」>>
昨日、議会報告会の打ち合わせが行われたが、議員が4班に分かれて地域に出向き行うもので、第1回目の報告会となる。
平成22年3月、当時、小生が議会運営委員長として約1年間かけて議論し「石巻市議会基本条例」が制定された。
その目玉の一つとして第7条において「議会報告会」を規定している。これは「議会の説明責任」と「市民との意見交換の場」を具体化する一つとして明文化したもので、年1回開催するものだ。
各班の運営が注目される。

■2012年11月9日(金) の日記
<<身近な議会へ>>
AM10時、議会報告会打ち合わせ。今月15日から開催される第1回「議会報告会」の班打ち合わせを行った。
今回、議員が4班に分かれて地域に出向いて行うものだ。「議会基本条例」制定にともない年1回以上開催することを決めていたが、昨年は東日本大震災により開催が見送られた経緯がある。15日から22日の間に市内8ッ箇所で開催される。

■2012年11月6日(火) の日記
<<「衰退の連鎖」>>
東日本大震災による未曾有の大震災が、市民の生活基盤に致命的な打撃を与え、多くの市民はいまだ生活再建が出来ないでいる。
高盛土道路建設は、県の施工管理で進められる予定だが、建設がなかなか見えない。
これでは地域が「衰退」する。色々なところで「査定庁」がはびこり「衰退の連鎖」が市民の心に重くのしかかる。

■2012年11月1日(木) の日記
<<ちぐはぐ>>
どこかちぐはぐではないか?
東日本大震災の津波と火災で壊滅的な被害を受けた石巻市立門脇小校舎の扱いだ。
石巻市教育委員会は、10月末に、「保護者や地区住民向けに解体の方針を説明したが、一部出席者から保存を求める声が出たため結論を持ち越した。」という。
保存して震災の記憶として残すべき被災建築物とすべきである。門小校舎を中心とした、震災記録展示施設整備事業を実施すべきだ。
校舎を解体し、校庭を含む跡地を市女高、市女商高が体育の授業や部活動などで活用するなどとの計画は論外だ。
議会での議論等を無視したものである。




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