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ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2011年11月30日(水) の日記
<<珍現象>>
AM10時、石巻地方水道企業団議会開会。補正予算等の質疑で、「入札状況について」説明を求めた。珍現象とも言えるか、指名競争の入札で、指名業者の入札辞退が多い。入札案件で53%が辞退、更に75%の辞退が出る業種すらある。
例えば、1案件8社指名で入札に参加した業者が3社しか応札しないという。「地元発注」、地域経済活性化が叫ばれその方向で推進されてきたが、「入札で辞退企業続出」となると、今後、市、県、国と災害復旧、復興関連の工事発注が増加することが予想され復旧、復興に支障をきたす。
非常時に対応する新ルールの検討段階に来ている。

■2011年11月29日(火) の日記
<<『組織力』>>
『石巻市復興計画(素案)』の説明と意見交換会は、14会場で約2,700人が参加して終了した。市民の意見を如何に(素案)に反映させるか?注目される。
一方で「被災市街地復興推進地域内の復興事業説明会」・地権者説明が11月24日門脇(浦屋敷)地区を皮切りに12月17日南浜町4丁目地区まで細分化された説明会が開催される。
『石巻市復興計画(素案)』の説明と意見交換会は復興対策室が中心に、「被災市街地復興推進地域内の復興事業説明会」・地権者説明は建設部が中心に精力的に実施されている。それを評価するが、組織として一体性と連携に欠けてはいないか?更に各総合支所との連携となると怪しくなる。
当局として、市民に対し「迅速に事業化」を訴えるなら、組織の一体性・連携が図られ、市民に対して適時適切な「情報開示」と「説明責任」が重要だ。その欠落しかかっている『組織力』の部分を再調整すべきだ。

■2011年11月28日(月) の日記
<<「連立方程式」>>
3.11東日本大震災で被災した石巻工業港。27日には、雲雀野地区の水深13メートル岸壁に約5万トンの石炭を積んだパナマ船籍の貨物船が入港したことがテレビ等で大きく報道されていた。
水深を確保するしゅんせつ工事が終了し、海上輸送が再開したことで、復興のスピードが加速する。
一方、復興が遅れている石巻漁港、水産加工関連業者の一日も早い復興が急務だ。
「石巻市復興計画(素案)」に関する市民説明会が昨日終了。「市民の声」が会場内で交差したが、「市民の声なき声」が大切だ。紛糾する場面もあったが、やっと復興へのスタートを切った。
一日も早い復興を成し遂げるためには、市民の協力と、複雑な市民要望等の「連立方程式」を解かなければならない。政治が果たす役割は大きい。

■2011年11月27日(日) の日記
<<地権者説明会>>
各地区で「被災市街地復興推進地区内の復興事業説明会」、地権者説明が開催されている。いわゆる建築制限区域に土地を所有する地権者に対し、復興に係る各事業(案)について基盤整備課の近江課長を中心に説明が行われている。
土地等の買い上げについて、地盤沈下に伴うポンプ場の新設について質問があった。参加者は、なかなか見通しがきかない状態についていらだちが見受けられた。
先日、「防災集団移転促進事業」に伴い移転先蛇田地区の地権者説明会も開催された。地権者の協力により、一日も早い復興が達成され、被災者の生活再建を支援してほしいものだ。

■2011年11月7日(月) の日記
<<復興基本計画(素案)>>
PM1時、東日本大震災対策特別委員会開会。『石巻市震災復興基本計画』(素案)が示された。
西部市街地復興整備方針では、被災者の速やかな生活基盤の形成のために、蛇田地区に新たな市街地として約50ha前後、2,000戸程度の整備を推進ことや、入戸対象者の世帯状況や多様な居住形態に配慮しながら、早急な災害公営住宅の整備を推進し、市民の不安を解消し、これまでの暮らしを取り戻す施策が示された。
注目されるのは、高等教育の充実による人材育成の施策で、「宮城に新設を目指している医学部の誘致」に取組むことを明記している。小生の質問に対して、「東北福祉大の医学部」であることを示した。その実現に期待したい。

■2011年11月6日(日) の日記
<<市民の関心>>
県議選の選挙カーが候補者名を連呼している。しかし、その反応はこれまでの選挙と様相が一変して無反応が多いという。東日本大震災後の大型選挙、政治が宮城県を変えて行く。
市議会も明日は東日本大震災対策特別委員会が開会。『石巻市震災復興基本計画(素案)』について説明がある。
市民の関心は、地区別の整備方針であり、その見通しが明確に説明責任を果たせつかにある。

■2011年11月4日(金) の日記
<<宮城県議選が告示>>
今日、宮城県議選が告示され、東松島市選挙区では渥美巌氏が無競争で5期目の当選を果たした。阿部市長をはじめ多くの支持者が事務所に駆けつけ祝福していた。
女川町長選挙も告示され須田善明氏が無競争で初当選を果たした。女川の早期復興に期待が寄せられる。
一方、石巻・牡鹿選挙区には定数5に対して7人が立候補、激戦を制するのは誰か、巷の予想はいろいろと飛び交っている。今回のテーマは「復興」だ。しかし、仮設住宅から投票所が遠い等、投票率の行方が注目される。

■2011年11月1日(火) の日記
<<独り歩き>>
東日本大震災で被災した地域の相続税や贈与税の算定基準となる路線価の調整率が仙台国税局から公表された。
被災した地域の相続税や贈与税の負担軽減が狙いというが、資産価値の低下が公表されその副作用が懸念される。例えば土地の担保評価額が減額され金融機関からの融資額等に当然影響を与える。さらに高台移転等の土地買い上げ問題にも大きな影響を与える。公表数値は独り歩きし、津波のごとく悪影響を与えかねない。




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