<<春日那珂川水道企業団を視察、まみずピア視察>> AM8時半過ぎ、宿泊先の福岡駅前のホテルから貸しきりバスで福岡県春日市にある春日那珂川水道企業団を視察。 春日那珂川水道企業団の福岡局長をはじめ松永企画財政課長、櫻井総務課長、八尋施設課長、山崎浄水課長の歓迎を受けた。 春日那珂川水道企業団は、福岡の都市圏に位置する春日市は人口が伸び続け、昭和55年には水源不足が予想されていた。 一方の構成団体である那珂川町では、町自体の水道がなく、都市化が進む中で水道事業に積極的に参加すべきだという住民要望が強くあって、昭和51年7月春日市、那珂川町は企業団設立の準備委員会を発足して、昭和52年10月1日春日那珂川水道企業団を創設した。 経営分析等においても大変優秀な企業団である。3つある浄水場においては、民間委託を行い年間1億円弱の委託料で運営しているという。 また、資金管理運用方針を定めて、短期運用、中期運用、長期運用の資金区分を実施実績を上げている。有意義な視察だった。 大宰府で昼食を取り、福岡市にある「海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア)」を視察した。 淡水化の仕組み、その全体のシステムは、海水を取り入れる海底の取水施設と、取り込んだ海水を真水にする地上の淡水化プラント施設が中心的な施設だ。 取水施設には、新技術の「浸透取水方式」を採用して海底に埋設した取水管から海水を取り入れ、次に、UF膜ろ過装置などを通って淡水化プラントへ運ばれた海水が真水へと淡水化され、生産水となって導水される。 淡水化の方法は、処理プロセスが簡単で、しかも経済的な方法として「逆浸透法」のシステムを導入。この方法は、小さな細菌やウイルスも通さない膜「半透膜」を使用して海水を淡水化する。 事業費は、約408億円、大変立派な施設であり、海水淡水化の技術に驚くばかりだ。
|
|