2013年1月分 前月へ 次月へ [HOME]

ごとう兼位(かずひこ) ハート&ハート活動日記

― 活動内容を紹介します ー

このページは、石巻市議会議員 ごとう兼位(かずひこ)の活動日記です。
活動日記のほか、日々感じた事も話題に、少しずつですが紹介していきたいと思っています。

皆さんのご意見をお待ちしています。

■2013年1月31日(木) の日記
<<金華山巳歳御縁年大祭・実行委員会設立>>
平成25年金華山巳歳御縁年大祭キャンペーン実行委員会設立総会が市内のホテルで行われた。
東日本大震災の地震の震源地に最も近い黄金山神社は、地震、津波、さらにH23年9月の台風15号により被害が拡大し、復旧復興はいまだ厳しい道のりの途中だ。
しかし、今年は黄金山神社に古く神仏習合時代から伝わる最重要神事である巳歳御縁年大祭の年、その斎行を支援し、具体的な情報発信と事前準備活動を行うことで一人でも多くの方々をお迎えし、地域の復興を図る目的で実行委員会が設立された。

■2013年1月30日(水) の日記
<<第5回交付金申請>>
石巻市は、東日本大震災の第5回交付金事業計画を提出した。
石巻市の交付金事業は157億9902万円(事業費188億5693万円)で、19事業を実施する。また県交付金事業として18億6431万円(事業費24億2025万円)で、3事業を実施する。
このうち、下釜第一町内会で推進している土地区画整理事業(都市再生区画整理事業)3750万円、H25換地設計を申請した。
その他、9地区の復興公営住宅整備事業に22億1900万円申請した。
 釜大街道線・都市計画道路整備事業については2億692万円を申請し、交付決定すればH25年度から調査設計、用地買収などに入る。関連で区画整理を計画している下釜第一地区内の釜大街道線分として9842万円を申請、決定すればH25年測量・補償調査、詳細設計に入る。
配分可能額は3月上旬までに決まる見通しで一日も早い、実感のできる復興が求められている。

■2013年1月29日(火) の日記
<<園芸施設再開を目指して>>
東日本大震災の大津波は、釜大街道地域の農業者の生活基盤である園芸施設を壊滅状態にした。その復興をめざし、被災地域農業復興総合支援事業(施設園芸団地化整備事業)が昨年11月末採択され、交付可能額23億4,400万円が公示された。
事業主体は石巻市で、石巻市の蛇田字深田地区と須江字長谷地地区の二か所、事業規模は計7.3ha、事業参加者20名、栽培はキュウリ、トマト、いちご、葉物類を予定している。
今日、事業参加農家の皆さんは、土地の造成設計。測量作業、設計コンサル業者を速やかに決定してほしい等の要望を亀山市長に直接行った。JAいしのまき石川組合長、酒井常務、阿部人洲議員、小生も同席し早期の園芸施設完成、営農再開に向けて協議。
市当局からは、測量業務は今月末までには発注、今年5月から造成工事が可能ではないか、平成26年3月末までに完成予定である旨説明があった。亀山市長から、事業参加者へ事業の進捗状況をそのつど説明していくことを明言した。
4月の市長選挙に向けて、市議会・会派間で水面下で協議を交わしていることがささやかれている。そこでは、市議から擁立する話もあり、議長ポストがらみの思惑が透けて見える。

■2013年1月28日(月) の日記
<<『嘘言(うそ)らしき嘘言はつくとも、誠らしき嘘言をつくな』>>
庁舎内を某議員が怪文書の「号外」なるものを流布している。『嘘八百』というが、嘘のありったけ、言いたい放題の嘘のオンパレード、市長選の思惑の内容だ。
これまで、その議員は3人の市幹部に対してストーカー的に市長選の出馬を要請し、当事者達にとっては業務の障害となっている様相を呈する。
『嘘言(うそ)らしき嘘言はつくとも、誠らしき嘘言をつくな』という故事があるが、その害が大きい嘘はついてはならぬ。「復興の妨げとなっている」との声が大多数だ。

■2013年1月27日(日) の日記
<<『嘘は盗賊の始まり』>>
大雪の朝、積雪の多さに驚きながら、生出家葬儀委員長として火葬、葬儀並びに告別式へ。石巻斎場では市職員が休日であるが早朝から除雪作業にあたっていた。
市長選が近づくにつれ、権謀術数とは程度が低い、嘘を流布している議員がいる。嘘を恥ずかしげもなく平気でついて電話をかけている。心にやましく感じもせずに平気で行うさまは『嘘は盗賊の始まり』の故事に当てはまる。

■2013年1月26日(土) の日記
<<『面従後言』>>
故事に『面従後言』とある。面と向かって相対しているときは、相手の言うところに従うような態度を示しておきながら、先方の背後、すなわち見えない所では悪口を口にすることを言う。
『口は言語の門戸』というが、言葉には、人の徳をたたえる善い言葉もあれば、人をそしる悪口もある。言葉の用い方にはよくよく気を配らなければならぬということ。注意せねばいけない。

■2013年1月25日(金) の日記
<<『下釜第一町内会まちづくり全体会議』を開催>>
PM6時30分から、市立青葉中学校体育館を会場に『下釜第一町内会まちづくり全体会議』を開催した。
悪天候の中、約200名の参加を得た。
これまでの経過報告、復興事業の状況報告を行い整備計画の概要と都市計画素案(施工区域等)について、さらに区画整理の今後の予定について説明した。
一日でも早い下釜町内の復興と住民の方々の生活再建に向け、スピード感のある事業計画を考慮し、役員一同での協議を重ねながら整備計画案を検討した。
3つの整備エリアを計画。土地区画整理事業による居住再生エリア(内に復興公営住宅、公園を配し)、防災集団移転促進事業等による住宅団地創設エリア、防災集団促進事業後の区画整理による産業活性エリアを基本とする整備概念だ。
今後、「被災市街地復興土地区画整理事業」として、3月までに都市計画決定、8月までに事業計画決定を目指す。

■2013年1月24日(木) の日記
<<権謀術数>>
今年4月に、市長選挙と市議会議員補欠選挙が行われる。水面下では亀山市長に対抗馬を擁立しようと、市議会会派間で動きが出てきたている。
虚々実々の権謀術数を弄する最終時期に来ている。

■2013年1月23日(水) の日記
<<変動>>
一日も早い住宅再建が求められているが、新市街地、空地情報バンクの土地取得費100億円が措置された。
今回の新市街地は「新あけぼの北側」で日赤病院の南側地区だ。
「空き地バンク」は、121件の登録があり今回50件分の予算65億円が措置された。
復興の促進とともに市街地の形成・形態が大きく変動する。

■2013年1月22日(火) の日記
<<人口流出>>
河北・二子地区の防災集団移転促進事業用地購入費として3億2千万円が措置された。取得面積は141,473uを予定、戸建用地118戸分が計画される。雄勝、河北、北上地区の希望者用となる。その中でも雄勝地区の希望者が多く締めている。雄勝総合支所管内の復興を促進しないと流出人口に歯止めがきかない。復興まちづくりに影響が出ること必至だ。

■2013年1月21日(月) の日記
<<臨時会>>
PM1時、平成25年第1回石巻市議会臨時会。
補正予算は、河北地区に「防災集団移転促進事業」及び「復興公営住宅」の用地取得費6億6千万円が措置された。土地取得特別会計補正予算では、新市街地及び「石巻市公共事業空地情報バンク」に登録された用地購入費100億円が措置された。
実効性のある震災復興が促進されることが求められる。

■2013年1月20日(日) の日記
<<避難>>
三軒屋東町内会・懇談、新年会開催。東日本大震災後、地域の各種行事を通じて懇親を深めている同町内会。懇談の中で、昨年12月7日の大津波警報での避難状況が話題となった。車で逃げようとしても道路は大渋滞となり、歩いて逃げるのも大変だったという。避難路の確保が求められる。年配者、弱者等の避難を車に頼らざるを得ない実態がうかがえる。
昨年町内会では避難訓練を実施して、整然と整列して徒歩で避難したが、今回、実際はてんでんばらばらと避難した。

■2013年1月19日(土) の日記
<<雇用の安定>>
地場産業の復興なくして石巻の未来はないといえよう。特に水産業関係を注視した場合、雇用の受け皿として石巻広域圏の経済に及ぼす影響は甚大だ。震災で人口減少が著しいが、雇用の安定が石巻地区の社会的安定を担保するものだ。
雇用の安定を確保する施策が、石巻広域圏の共通した重要課題である。

■2013年1月18日(金) の日記
<<水産業の復旧・復興>>
AM10時、石巻市水産復興会議・商工会議所と石巻市議会との復興に関する懇談会が市内のホテルで開催された。
数名の議員が欠席したが、多くの議員が出席し「石巻漁港における水産業の復旧・復興について」懇談した。石巻漁市場の早期建設が最重要課題であるとの認識で一致。
午後から、第44回石巻市水産復興会議。水産加工団地の汚水・雨水管及び道路工事について、宮城県・石巻市の担当者から進捗状況等の説明を受けた。汚水管は66%被災しその新設が待たれる。雨水管は27年3月末まで完成を目指す。

■2013年1月17日(木) の日記
<<外科的手術>>
震災復興に向けて市役所内の組織の横断的な協力体制が必要だ。組織の縄張り的な非協力体制は、復興の足かせとなっている。情報を独占し、組織全体で共有しない管理職が見受けられる。復興の遅れを拡大するだけだ。
組織内で調整して協力体制ができる土壌改良が必須だ。対処療法だけではなく外科的手術が必要だろう。
一日も早い復興のために。

■2013年1月16日(水) の日記
<<「復興の妨げ」>>
法律はしょせん、人が作るもの。国のためや役人のために法律があるわけではなく、本来は生活する国民全体のためにあるもの。東日本大震災で被災した地域では現行法では機能しない制度疲労が「復興の妨げ」となっている。

■2013年1月15日(火) の日記
<<津波被害>>
日本学術会議主催国際公開シンポジウム「災害に対するレジリエンス」に参加、来日したインドネシア・アチェ大学公衆衛生学部長 アスナウィ・アブドール氏、タイ・チュラロンコン大学公衆衛生学部長 スラサック・タニーパニッチクル氏、ケンブリッジ大学公衆衛生学研究所 ピ−ター・バグスター氏が、帝京大学公衆衛生学研究科山本秀樹教授の案内で石巻を訪問、石巻日日新聞社、石巻仮設診療所、仮設住宅を視察、グローバル石巻の議員全員で案内し懇談した。
2004年インド洋スマトラ沖地震による津波被害を経験し、東日本大震災の津波被害の事例等、その復旧復興に関心を寄せていた。

■2013年1月14日(月) の日記
<<社会的条件>>
元平野復興相は復興交付金の審査にあたり「不要不急なものは採択を延期することもある」と語った。今すぐ必要だから申請するのであり、その言動は血の通った言葉とは言えないものだ。しかし、その延長線上に今なお中央省庁の審査が生きていないか。必要とする土地区画整理事業などは現行制度に捉われたものであり、もっと柔軟さがなければ住宅復興が進まない。
被災者にとって、これからを生き抜く社会的条件は整えられているのだろうか。国と社会の在り方が問われる。

■2013年1月13日(日) の日記
<<「ふるさと石巻>>
PM2時から、平成25年石巻市石巻地区成人式が石巻専修大体育館を会場に開催された。震災から1年10か月が過ぎ多くの新成人が出席した。
「生まれ育った「ふるさと石巻」に誇りを持ち、人の心の痛みが分かる心優しい人であり続ける」事を願った亀山市長の式辞。
新成人は、大震災を乗り越え「人の心の痛みが分かる心優しい人」へと成長しているように思えた。
公共施設が大津波で被災した。「復興」のシンボルとしても文化活動の場が必要だ。「復興文化センター」の建設が待たれる。

■2013年1月12日(土) の日記
<<「波来の地」建立>>
貞山町内会新年会に参加。東日本大震災の大津波で、当地域も全戸が床上浸水する甚大な被害を受けた。その恐ろしさを後世に伝えようと、宮城大と石巻専修大の学生たちが進めるプロジェクトを支援する形で石碑を購入、貞山会館脇に津波の石碑「波来の地」を建立し、ここを通る子供から大人まで石碑見て、津波の恐ろしさを忘れないようにしてほしいと願っていた。

■2013年1月11日(金) の日記
<<限界が露呈>>
平成の大合併によって、約3,200あった市町村の数はほぼ半分の1,700まで減ってしまった。その究極の行財政改革は、非常に広いエリアを少数の職員でカバーする結果となった。今回の東日本大震災では、その限界が露呈してはいないか。職員の不足が復興の遅れの要因ともなり効率一辺倒の行政合併の問題点が露呈したといえる。
一例として、石巻市震災復興部の職員体制は、H25.4.1見込みで正職員36人、任期付職員7人、派遣職員111人で計154人だ。職員比率では派遣職員が72%を占める。

■2013年1月10日(木) の日記
<<自己再建>>
住宅再建時の借入金に対する利子補給制度が災害危険区域外にも支援す移住が向上している。しかし、年金受給者を中心にローンを組めない被災者は、住宅再建に困惑している。
住宅再建支援金の現金支給により自己再建を促す方法を考慮すべきではないか。災害復興住宅の建設は、将来自治体の財政をひっ迫することが予想される。被災者の住宅再建に希望を与える方法を模索しなければならない。

■2013年1月9日(水) の日記
<<地域崩壊>>
「前例のない災害だからこそ」現行制度ではなかなか復興が進まない。現行制度を守ろうとする役人、「個人資産の形成につながる」とはねのける役人、被災地の復興が進まないのは当然だ。
進まない状況で1年10カ月になろうとしている。地域崩壊との戦いが日々続く。

■2013年1月8日(火) の日記
<<仮称「新蛇田駅」の設置>>
防災集団移転促進事業が、進められているが、新蛇田地区では造成工事が始まっている。更に蛇田字新西前沼地域の用地確保についても、地権者の一定の同意が得られ大きく前進する。私は、新市街地が形成される中で、仙石線蛇田駅と赤井駅間に新たな仮称「新蛇田駅」の設置を行うべきだと考える。先の市議会・一般質問においても、新駅の設置を提言した。当局は、「仙石線の全線開通に合わせ新駅を設置できないか、JRと協議し新駅を設置したい」と述べている。将来に向けて、地域交通アクセスの重要な施策だ。

■2013年1月7日(月) の日記
<<「家賃3か月分の敷金」>>
被災した方々の住宅再建・環境の改善策を急ぐことが政治の重要な命題だ。
災害公営住宅の建設促進が叫ばれ、整備目標は4,000戸であるが、入居するにあたって家賃以外に必要な費用がある。入居時に「家賃3か月分の敷金」が必要となる。また、集合住宅の場合、毎月の共益費、駐車場代が必要となる。
小生は、12月定例会の一般質問で、石巻市の独自策として「家賃3か月分の敷金」の減免措置を図るべきだと指摘した。
被災者の生活困窮改善策として、当局の決断に注目したい。

■2013年1月6日(日) の日記
<<「減少の連鎖」>>
新年を迎え、被災者は住宅再建へ踏み出すか迷いを口にする。高盛土道路の建設が一向に進まない状態では「安心して新築できない」と不安が自己再建の高いハードルと化している。更に当初の説明では、高盛土道路は5mと説明されていたが3.5mほどに変更され、安心感も減少した。
予算も減少、高さも減少「減少の連鎖」が、被災者に襲いかかる。

■2013年1月5日(土) の日記
<<活気>>
AM7時、石巻魚市場初競り式に出席。須能社長が「昨年は、震災前の5割まで水揚げが戻せた。今年は巳年、脱皮をしてさらに飛躍の年にしたい」とあいさつ。続いて、亀山石巻市長が「東日本大震災から3年目を迎え、魚市場を高度衛生管理型へ、水産加工団地の整備をしっかりと前に進めていく」ことを述べた。市議会議員の出席は小生を交えて3人と少なかった。
続いて石巻青果市場初市へ。近江社長、阿部秀保東松島市長、渥美巌県議と懇談。石巻市からは笹野副市長、阿部産業部長が出席していた。両市場とも威勢の良い掛け声で活気に包まれていた。
PM2時、県内のトップを切り石巻市桃生地区の成人式が桃生公民館文化ホールで開催され、男45人、女34人合わせて79人の新成人の門出を祝った。
PM5時、市内のホテルを会場に「新年賀詞交歓会」が開催され会場一杯に経済界をはじめ行政、議会等の関係者が出席した。亀山市長は「復興にはスピードと実行力が大切」とあいさつ、参加者は、復興へのスピードの加速を誓った。




日記帳(3) v1.02.00 エース